今日はレーシングカート走り初め、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。2010年の始まりは、かなりホロ苦かった。

今年は年末年始の休暇が短く、週末走行組にとっては例年より遅い走り初めといえる。学生や平日組は既に2度の走行の機会があり、現にチームメイトの多くが走り初めを終えている。なかでも後輩の”イタジュン”は年末年始、平・休日問わずの皆勤賞、めきめき実力を上げている。ガレージCのスタッフ・岡田氏のブログを見て焦りを感じたチームメイトは、僕だけではない筈だ。

さて今日は朝からコマー・カデットと一般カートの30分交代の2クラス分け。かなりの晴天具合にコンディションも良さそう。しかしここ数日、体調不良から生活リズムを崩し、かなり睡眠不足気味。年末の最終走行から2週間、楽しみにしていた走行日だというのに、かなりいただけない体調だった。

というわけで久々の秋ヶ瀬レーシング走行、やはり最初は調子が出ず。なんだか浮ついたままの走行が続いた。例によってウェイト+スプロケ小の冬特訓仕様、午前1本目は29秒6がやっとだった。まぁ、最初はこんなものだろう…と、軽く考えていた。

2本目にトラブル発生、エンジンが急停止し、コース脇にマシンを止める。エンジンが焼き付いたと思い、愕然とした。思えば、昨年も走り初めでエンジンを全損させたのだ。ピットレーンにマシンを戻し、スタッフの岡田さんに見ていただく。よく分からない。セッションの合間にはエンジンを開けて見ていただいたが、特に異常はなさそう…。キャブ?? 一応キャブの清掃もしていただく。でも急停止の原因とは思えない。プラグか!! プラグを見ると変な焼け方をしていた。とりあえず、手持ちで一番新しいプラグに交換し、午前3本目のセッションへ。しかし数分走った後に、やはりエンジンが急停止。押し掛けしてみると、エンジンはかかる。

「犯人はコイルだ!!」という結論に至る。断定はできないので、所属ショップ・ガレージCから一時コイルをお借りすることに。午後1本目、残り10分弱のところでコイルの交換を終え、コースイン。伊勢田店長、岡田さん、感謝です!! なんとか、その10分弱は走り切ることができた。午後2本目の30分も無事走り切り、ここでコイルが犯人だと断定。後日新品に交換することになった。しかしコイルが代わるだけで、こんなにもエンジンのフィーリングが変わるとは。かなり驚いた。

そういえば、かなり怖い体験をした。今日の秋ヶ瀬はかなりの荒れ模様。黄旗のオンパレード。ブラインドの2コーナー、目の前でドライバーが投げ出され、間一髪スピンで避けるという事態に遭遇した。本当に無事で良かった。無事だったから言えるが、人をはねかけるという一種の恐怖体験。手が震えた。

さてさて肝心の僕の走行については、酷いの一言。タイヤが死にかけのイタジュンが29秒1、昨シーズンのライバル・マック矢島氏が28秒728秒87。僕は29秒5がやっと。気温の落ちた最終セッションでは、圧の低い状態で周回を重ね、終盤に29秒7が出た程度。確か前回も同じようなこと言ってなかったか??

冬特訓仕様は言い訳にはならない。というか、したくない。僕はこの仕様で28秒台を出すつもりで頑張っていたんじゃないのか? 課題のブレーキングも、意識すらしていない。その日暮らしをして、状況に甘んじてる場合じゃないだろ。こんなことなら、カートなんか止めちまえ。

カートはモータースポーツ、どうしても練習時間は限られる。こんな不抜けた練習をしていては時間の無駄だ。もっとカートを楽しむためにも、もっと真摯に向き合い、真剣に取り組むべきだと感じる。

冬特訓仕様は止めない。誰が何と言おうが、絶対に止めない。これで速く走る方法がある筈だ。考えに考え抜いてやる。