今日は『オートスポーツ東日本スポーツカートシリーズ』第2戦出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

今回の第2戦はGT2のエントリー数と車両数の問題から、午前のレース1と午後のレース2に分けられる。僕は午後のレース2の出場だが、我らがガレージC系の兄弟チームの内の1チームが午前のレース1だったため、準備も含めて応援に朝から出向いた。

午後からのレース2にむけて、レース1を体験しておく。予行練習だ。おかげでドライバーズ・ブリーフィングの内容、ドライバー交代手順や給油方法までバッチリ。普段、仕事の関係から何でも外部記憶に頼っちゃうので、内部記憶には自信がない。流石に2度聞けばw

秘密兵器アルファノ

そして、先日の記事で『内緒』にしておいたドライバーのモチベーション・アップ・アイテム!!

はい、アルファノです。他のGT2車両は付いていなかったので、意外にも今回は我々だけの秘密兵器だったようだ。リアルタイムにタイムが分かると、俄然やる気が違う。

さてさて、レース1スタート。午前中は人手が少なかったので、運良く作戦面にも参加することができた。午後からGT1クラスに出場するマツケラさんも合流、戦略マイスターの手解きも受けることができた。出場選手もコンスタントに良いタイムを叩き出す。とても手応えを感じた。今回はアシスタントだが、監督業も面白いかもしれない。レーシングでの僕の師匠・岡田さんの走行には興奮した。レンタル初体験なのにも関わらず、ファステストを連発、35秒4という見たことのないような驚異のタイムを叩き出す。師匠、やっぱ僕らの師匠です!! 最終的には惜しくも4位、表彰台は逃した。ファステストも千分の8秒差で、女性カーター様に持って行かれた。でも、僕の中では岡田さんがファステストだ。感動した。

レース1では運営に少し問題が発生。ウチも含め、ガス欠が多発した。おそらくニュータイヤ効果とコンディションの良さから、タイムペースが上がり、燃費が悪化してしまったのだろう。午後からのレース2では、給油量に調整が加えられた。

さてさて、いよいよ僕達の出番である。くじ引きにより、5番手スタート。体重測定の結果、ハンディストップ回数は6回。実は最近5キロくらい太ってしまったのだか、残念ながらハンディストップの回数に貢献することができず、単なる走るウェイトと化してしまった。基本的なオーダーと作戦を岡田さんに伝え、監督していただく。

高橋氏&ほりっつ

1番手は高橋さん。レーシングながら秋ヶ瀬でのレース経験が豊富なことから、スタート直後の処理に期待してのこと。そして期待通り!! 僕なら退いちゃうだろうなぁ…ってところで攻められる。…などと感心している間もなく、GT1の1台が、”ほりっつ”駆る兄弟チームのクルマに乗り上げるアクシデント発生!! すぐさまピットインのサイン。F1ばりの反応だ。しかし反応が良過ぎた。期待したセーフティカーがすぐには入らず、単なるドライバー交代になってしまった。これがなければ…、今日の『たられば』第1号である。

2番手は最年長のKSさん。レンタル初体験ながら、どんどんスピードアップ、予定の最長スティントを走り切り、最終的には36秒台にまで突入。

AKMT

3番手は僕だ。前のクルマに追い付き、オーバーテイクの機会を窺う。GT1がオーバーテイクしていくのを利用して、なんとか前にでる。しかしペースが上がらない。自己ベストとなる36秒5は出せたが、アベレージでは37秒フラットと最悪。かなりヘコむ。さらには先に利用させていただいたはずのGT1、最終コーナーでパスして貰ったのだが、立ち上がりでいきなり詰まり、パニック。出口で縁石の外に避けてしまい、巻き込むようにスピンしてしまった。これが後にペナルティの対象となってしまう。チームの皆さま、本当に申し訳ありません…。既定の給油時間が近づいていたため、急遽ロング・スティントに。割り当て時間の2スティント計45分のうち、1スティントで37分を消化。給油に向かう。

4番手は秋ヶ瀬レンタル界のホープ・高校生のKJ君。若者の体力を期待して、1スティントのみの45分連続走行を託した。いきなり僕の走行時のペナルティに課せられ、ピットストップ。サインボードで『ゴメン! by AKMT』を出す…。僕のスティントの時から雲行きが怪しくなり、コンディションが悪化していく。KJ君をもってしても、36秒台前半がやっと。このあたりで、自分たちの順位を見失う。秋ヶ瀬のタイム掲示板は5番手までしか表示できず、当然ながらGT1クラスで占められている。目に見えない戦いだ。

高橋さんの2スティント目。1スティント目が、わずか8分間だったため、ここでも37分のロング。やはりコンディション悪化から、タイムが37秒フラットあたりまで落ち込む。しかし前との差が目に見えて詰まり、ピットサインも前との差に集中する。『GO!! GO!!』 KSさんの2スティント目を経て、ラスト・スティント。皆のご厚意で、僕がゴールを任された。

僕も37秒フラットで巡航。雨が落ちてきたらしく、ピットサインでも『スピン注意』の文字が。目に見えて詰まるクルマがあり、モチベーションを高める。今何位かも分からなければ、そのクルマを抜いて順位が上がるのかも分からない。しかし抜くしかない。残り2周のところで、最終コーナーでオーバーテイク成功。そのままチェッカーを受けた。

結果はクラス8台中7位。最後に抜いたおかげで、最下位を免れたと知る。正直、かなり悔しい結果。自分のペースの悪さには、チームメイトに申し訳なく思う。そして『たられば』。セーフティカーを利用できていれば…、ペナルティさえなければ…。悔しい。レンタル耐久のベテラン達は速さもあるが、ミスも少ない。今回、初めてレンタルの耐久レースに出場して、本当に良い経験ができた。こうしたミスを潰していくのだ。あとは、今回ガレージC内のチーム分けを阿弥陀クジで行なったこと。今回はお祭り騒ぎだから、それで良かった。しかし欲が出るもの。今後上位を目指すためには、ピットストップ・ハンディや持ちタイムを計算の上、メンバー編成を行ないたい。

結果はこちら

GT1クラスは開幕戦に引き続き、勝者は『SAFTY FAST』。レーシングのチームメイトであるマツケラさん、あまっつ天野翼を擁する兄貴分的チーム。圧勝だった。GT1クラスじゃないな。GTゼロ・クラスだよw 本当におめでとうございます!!

ホロ苦い1日だったが、とても楽しかった。正直、レンタルと耐久の相性の良さには、嬉しい驚きだった。これほど楽しめるとは…。今回参加したチームメイトの皆さん、そして出場者の皆さん、応援に駆けつけてくれた皆さん、本当にお疲れ様でした。今回のシリーズ戦を立ち上げたオートスポーツ誌、そしてサーキット秋ヶ瀬のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。K田さん、6時間もの実況、本当にお疲れ様でした。

次があるとすれば、9月の秋ヶ瀬・耐久シリーズ。なんとか継続参戦していければと思っている。…と、来週にはレーシングのシリーズ第3戦だ。明日はナラシの予定。