今日は『CAカートレース』最終戦、SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

今年の集大成。練習面もフィジカル面も、この最終戦を目標に準備してきた。問題だった重量もダイエットに成功し、2週間強で無事4kg弱落とすことができた。車検後に計量してみてガッツポーズ。あとは練習の成果を本番で出せるかどうか…。

何気に今年のCAは本戦、チャレンジともすべてドライ。今年から参戦し始めた僕が、レース晴れ男なのかもしれないw といっても午前中は曇り空、肌寒くはないが、路面温度は高くはなさそうだ。タイムトライアルにむけて、タイヤのエア圧が悩ましい。

今日は珍しく緊張した。これまではガムシャラに出場してきたが、今回は自らに課す課題がハッキリしており、遂行できるかどうか、期待と不安が入り乱れる。順当にいけば…、その『順当』がいかに難しいことか、これまでの不甲斐ない結果に表れている。課題はズバリ「ミスをしないこと」。これまではタイトラでフロントローに並べても、ミスした回数だけ順位を落とす。特にフレッシュマンでは、駆け引き以前にミスをしないことが結果に結び付く。レース前練習からライバル勢にはスピード負けしており、この課題にしがみつくしかなかったということもある。

さてさてタイトラ開始。今回ニュータイヤを投入したのだが、この季節になると、なかなか皮がむけない。スタート直後3分間の公式練習は、かなり怖い思いをした。さらに熱も入りにくい。うまく単独で走るスペースを見つけたが、なかなかタイヤがグリップせず、遅いラップで時間を消費していく。やっとグリップに確信が持てた時には、トラフィックにはまり、実質アタックのチャンスは1周だけになってしまった。なんとか28秒台には入れたが、3番手に留まった。やはり絶好調のチームメイト・マック矢島氏がポール、コンマ15秒チギられた。2番手との差は僅差だったので、アタックチャンスを逃したのが悔やまれる。エア圧を少し高めにしておけば良かった。

迎えた予選ヒート。これまでレース形式になるとレース下手が露見し、ミスを繰り返して、ズルズルと順位を落としていた。ミスを無くす。まさに課題が試される瞬間だ。スタートから3番手をキープ。1~3番手のタイム差はほとんどなく、1位集団を形成していく。練習の成果か、決定的なミスは犯さず。しかし相手もミスらない。我慢比べだ。次第に1~2番手が刺しあいを始める。こちらは刺しにいくスピードもなく、ひたすら傍観したが、チャンスは巡ってこず、そのままゴール。我慢比べに負けはしなかったが、勝つこともなかった。しかし課題は遂行できたので、少しだけリラックスして昼休みを迎えることができた。

いよいよ決勝ヒート。いきなり大事件、ポールのマック矢島氏のエンジンがかからない。ピットスタートとなってしまう。真後ろで目撃し、かなり複雑な心境になった。ポールが抜けたローリング、3番手の僕は1車身あけて隊列を組まなければならない。ところが僕は2番手より前に出なければ良いという甘い認識であったため、再スタートの要因を作り、黒白旗を提示されてしまった。さらにその間、他のドライバーにも隊列の復帰に違反が相次ぎ、スタート進行がグダグダ…、赤旗中断となってしまう。再スタート前、ドライバーに集合がかかり、ルールの再確認。とにかく僕が原因の一端であり、深く反省しております。関係者の皆様、本当に申し訳ありませんでした。赤旗にならなければ、僕は自分の認識不足に気付かず、ペナルティに課せられていただろう。

1車身あけてのローリング。これで良いのか…? 動揺が大きく、有利なイン側スタートなのに、かなり出遅れてしまう。4番手まで順位を落としそうになったが、なんとか1コーナーでインに飛び込み、被害を最低限に留めることができた。更に最終コーナーでインに飛び込み、2番手に復帰。再び我慢比べが始まる。最終コーナーで差が詰まるが、その後離され、また最終コーナーで詰まる、その繰り返し。僕の頭には「ミスをしないこと」、この1点に集中していた。し過ぎていた。こちらの方がペースは速そうに思うのだが、決め手に欠ける。時間がドンドン消化されていく。相手も決定的なミスは犯してくれない。結局追い切れず、そのままゴール、2位に終わった。

レース後、異口同音に「3コーナーのブレーキ」と指摘された。自覚はなかったが、そこで離されていたようだ。とにかくブレーキが踏めていなかったという。自覚がなかった以上、これが今の僕の実力としか言いようがない。これからの課題が見えたレースだった。

CAカートレース最終戦 SS-F表彰式

撮影カミムさんm(_ _)m

今年の目標として、最初はA決勝進出を掲げた。早々に実現し、目標を『表彰台』へと切り替えた。しかし自分の持ちタイムを結果に結び付けられず、絶えず課題を残してきた。しかし今日は出し切ったと思える。決して喜べる結果ではないが、これが今精一杯の結果だったのではないだろうか。今の自分の実力では、優勝は無理なのだと自覚できた。これからもっと練習を積み、「うまく」「強く」なりたい。

1月に子供が生まれるため、来年の活動計画は白紙に近い。おそらく資金的な問題から、しばらくレースに出れないだろう。でも練習して、もっと強くなってやる。そして、次こそ本当の意味で優勝を狙いたい。誰もがフレッシュマンを卒業しても良いと思える、そんな実力を身につけたい。

トロフィーとBSキャップ

最後に様々なサポートをいただいたショップ・ガレージCのスタッフならびにチームメイトの皆さん、本当にありがとうございました。来年はこれまでのような活動は難しいかもしれませんが、絶対カートはやめません。今後とも、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

あああああ、最後の最後にもうひとつ。誰かビデオに撮ってないでしょうか?? 今日は嫁が来れず、撮影できなかったのです…。観たい~、確認したい~。