かねてからの予定どおり、F1ドリーム平塚にてレンタルカート耐久レース『フレッシュマン耐久』に出場してきた。

仲間内でのグループパックの模擬レースを除けば、僕にとっては初のレース出場となる。フレッシュマンとはいえ、32秒前半~31秒台が当たり前の闘いとは聞いていた。我がAKMTレーシングのメンバーは、いつもグループパックで遊んでいる同僚たちで、32秒台中盤のSONYZUKI氏とHATO氏、33秒台の僕とNs.Mn氏の計4名。まったく歯が立たないのは戦前から理解していた。しかしながら速い人たちの走行を間近で見るチャンスであり、個人的には来季からのレーシングカート・レース本格出場にむけて、積めるレース経験はレンタルでも積んでおきたかった。

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予選は20分間。全ドライバーの出走が義務付けられている。しかし一時停止無視でいきなり10分間の車両保管ペナルティ。11チーム中10位と、同じくペナルティを受けた他チームと最後尾を分け合う結果となった。

決勝は60分。ドライバー交替は3回以上、1スティントに5分以上20分未満の走行が義務付けられている。当初は32秒台の2人が20分弱づつ、残りを33秒台の2人が10分強づつというスケジュールを立てていた。トップ走者はHATO選手、32秒台をコンスタントに出せるメンバー内最強の男だ。しかしそれでも他車のペースは速く、プレッシャーも大きい。体力の消耗も激しいようで、予定を繰り上げ10分強でドライバー交替してもらった。この時点でピット回数を計5回とすることに。そもそも無理に最適化したところで、敵うものでもない。第2走者はSONYZUKI選手、メンバー内最速の男だ。ところが号車との相性からか33秒台が続く。第3走者は僕、33秒台中盤の平凡な男だ。持ち時間を精一杯に走ったが、終盤集中力が落ちスピン、あっさり呼び戻された。第4走者は僕とコンマ1秒を競うNs.Mn選手。格上の相手に相当にプレッシャーを感じていたようだった。一巡してHATO選手が、そして最終走者としてSONYZUKI選手がチェッカーを受けた。結果はダントツの最下位。想像していた結果だが、まだまだ自分たちの持ちタイムが不足していることを、改めて自覚させられた。

フレッシュマン耐久Rd.5の決勝結果はこちら→

表彰式の後はジャンケン大会、妻がENEOS・Tシャツをゲット。ちなみに妻は何気にジャンケン大会に強い。以前も当時IRLドライバーだった高木虎之介選手にジャンケン大会で勝ち、もてぎのチケットをゲットしたことがある。

惨敗に終わった耐久レースだったが、各人がレース中にベストタイムを更新。しかし証拠とあるタイムシートは無いので(※実際には貰えた模様)、レース後も練習走行を続行、更なるタイムアップを目指した。結果、僕は念願の32秒台・32.8をマーク! Ns.Mn氏も32秒台突入。SONYZUKI氏はメンバー最速タイムをさらに更新し、32.3をマーク。HATO氏も加え、全員が無事ベストタイムを更新した。

とはいえ本番の耐久レースは、完全に思い出作りに終わってしまった。楽しかったが、次を見据えるなら、更なる精進で31秒台を目指さなければならない。