今日は第4回『チャレンジカップカートレース in CA』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。結果から言えば、惨敗の2位。こんなに落ち込んだのは、レースに出始めて初めてだ。チャレンジカップとは相性が悪いなぁ…。

予報から雨と寒さの闘いになることが予想された今日。僕としては雨のレース経験がなかったので、シリーズ戦ではなくチャレンジカップで試せるなんて…と、今回は結果度外視ながらモチベーションは高かった。ちなみにチャレンジカップは午前中は練習走行、午後からレースの格安レースプラン。サーキットに到着した頃には寒いながらも完全ドライ、雨が何時来るのか、午後のレース時間帯が怪しいとの情報。しかし練習走行が始まる前に、雨が来た。フルウェット状態。路面を濡らすだけ濡らして、後は稀にパラつく程度。練習用に使い古したレインタイヤで、周回を重ねた。

気温が低いからか、「ウェットってこんな遅かったっけ?」というようなタイムで推移していく。しかしコンディションは回復傾向にあり、最終セッションでは前に詰まりながらも31秒5でラップできた。これはドライタイヤだな…と思ったのだが、走行終了10分前の段階では、エキスパート・クラスのチームメイトが雨スリックで34秒台でラップしていたという。その10分でかなりコンディションが回復したとはいえ、3秒の差は大きい。午後からのタイムトライアル、タイヤ選択に悩むことになる。

結局昼休みの間には雨が来ず、ドライパッチも広がりつつあることから、ドライタイヤを選択し、その準備に掛かった。しかし、これが予想以上に大変な作業で、結局昼食をとる余裕もなくタイトラの時間を迎える。いつ雨が来ても良いように、レインタイヤをレース用に換装しておきたかったのだが、練習用タイヤのビードを落としたところでタイムアップ。チャレンジカップはクラスも少なく、セッションの間隔が短い。もし雨が来たら、走るタイヤセットがない。かなりの不安を残して、タイトラに向かった。

ハーフウェットよりは好転していただろうか、とにかく完全ドライではなかった。タイヤも温め切れず、グリップ感がまるでない。徐々にタイムアップしたが、結局ベストは最終周、29秒6で2番手タイム。ライバルでありチームメイトであるマック矢島氏が、コンマ1差でポール。フレッシュマン優勝経験のあるクイック所属のO君の前に出れたことは大きかった。

雨は来ず、タイヤ的に一安心して予選ヒート。スタートでトップに踊り出るも、タイヤにまったくグリップ感がなく、ペースが上がらない。路面はドライ傾向に好転しているにも関わらず、なんと30秒台で周回してしまう。数周は粘ったのだが、最終コーナーで一気に2台に抜かれ、3番手に後退。その後2番手の選手が2コーナーでスピンして、なんとか順位を回復、そのままゴール。チームから「一体どうしたんですか?」と聞かれたが、答えられず。とにかくグリップ感がないとしか言えない。

雨が来ないまま、決勝ヒート。レインタイヤを持たない不安からは解放されたが、予選で30秒台で周回してしまったショックは大きい。頭が混乱したまま、ローリング。なんとか2番手をキープしたが、やはり30秒台で周回してしまう。トップのマック矢島氏は逃げていく。やはりグリップ感がなく、周回を重ねても好転しない。3番手以下を抑え込むように、2位のままフィニッシュした。

まるでチームメイトを逃がすような展開。もちろんチームオーダーではない。僕が単に下手なだけだった。チームからは2ndドライバーの烙印を押される…w 3番手以下の選手からは、『ガレージCの遅い方』に「抑え込まれた、こんちくちょー」と思われたことだろう。レース後は放心状態。敗因を特定できず、何故にハーフウェットより遅くなってしまったのか…。

チームスタッフの岡田さんと、観戦に来ていたエキスパート先輩方に相談する。問題を整理したら、ある答えが見えてきた。ハーフウェットだったタイトラ、ドライ寄りになった予選・決勝、その違いは気温と路面温度の低下だったのではないか。そして僕がタイヤを温めるスキルを持ち合わせていないということ。ブレーキが弱いのだ。そんなレベルでもタイトラの時間帯は徐々に温まったのだろうが、気温が下がった予選・決勝では何時まで経ってもタイヤが温まらず、そのままレースが終わってしまったのではないか。とても、しっくり来る仮説だ。

前戦と同様、やはりブレーキだ。フロントに荷重を乗せ、しっかり路面に擦りつけなければならない。課題は見えたが、今回ばかりは研究が必要かもしれない。いろいろな人の走行を観察し、意見を聞き、とにかく考え試すこと。

しかしレースで実証するのは、来年の今頃まで待たなければならない。来月の13日に再びチャンレンジカップはあるが、資金的な問題から出場できない。その月は来年2月のレンタルカートフェスティバルにむけた準備、フォーミュランド・ラー飯能で行なわれるスポーツカートの耐久レースに出場するからだ。そして子供が産まれる関係から、少なくともレース復帰は来年春以降になるだろう。つまり近々での寒い時期のレースは今日で終わることになる。

しかし今後カート活動を続けていく上で、無視できない問題ではある。レースこそ出場できないが、練習は続けるつもりだ。タイヤの発熱問題は今冬のうちに片づけておきたい。

さてさて冬籠り計画。冬の走り込みで実力アップ大作戦。今考えているのは、スプロケを極端に小さくし、ウェイトを10kg重ほど乗せて、ひたすら走り込むこと。低グリップ・タイヤの装着も考えたが、変にスライドさせてしまう癖がついても困るので、止めておくことにする。早速、今週末28日の走行から特訓開始だ。カート人生は続く。

最後に今回サポートしてくれたチームスタッフおよびチームメイトの皆様、そしてサーキット秋ヶ瀬のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。そして今日優勝したマック矢島さん、本当におめでとうございます。レース復帰の際に闘える状況にありましたら、次は楽させないよう頑張りますので、覚悟しておいてください!! そして今日デビューを飾ったイタジュン。レースに出ずとも練習を続けてコンディションの維持に努めます。次相まみえる時は、優勝争いしようね。負けないように、オッサンは頑張るよ。