今日は、明日開催される『CAカートレース』第4戦の前日練習として、サーキット秋ヶ瀬へ言ってきた。

先週は人生史上最大級に仕事が不安定で、明日のことはおろか、数時間先まで読めない状況が続いた。事前にエントリーこそしたが、エントリー代が無駄になる可能性すらあった。なんとか乗り切り、無事前日練習へ!!

1週前の練習では完全に調子を崩し、その原因を吟味する時間の余裕はなかった。しかも前日練習で1日フルに走行してしまえば、そこはジャスフォーのオッサン、体力的に翌日はレースにならない(過去に経験済み)。昼休みを挟まねばならない段取りがあったため、走行枠は1日分の料金を支払ったが、走行回数自体は半日強に抑えなければならない。少ない時間でどれだけ復調できるかが勝負となる。

というわけで、意図的に午前2本目から走行開始。レース出場を前提に、ピストン・リングの交換とキャブのオーバーホールをお願いしていたため、まずはナラシから。ピストン自体を交換するようなオーバーホールとは違い、ピストン・リングの場合は低速・中速・高速と、短時間に連続して行なえる。といって、この日は1時間を各15分の4クラス分け。全開走行は数周に留まった。

さて午前最後のセッション、いよいよ復調にむけた修正を開始する。前回の走行ビデオを確認して、一目瞭然な欠点があり、まずはその修正から入る。しかし、そう簡単ではなかった。対処したら、別の問題に直面したのである。コンディションとセットの相性の問題なのだろうか? しかし僕のいう症状にセットで対応しようとすれは、同じマシンを駆る先輩方と間逆のセットになってしまう。調子の良かった頃の操作、その何かが抜けているような気がした。調子の良い時に無自覚だと、こういう事態に陥るのである。タイムは29秒フラット巡航の28秒9。

昼休み。ここで明日使用する新品タイヤに組み替える。というのも、どうしても新車と新品タイヤの組み合わせで走ってみたかったから。決して皮むきではない。昨年の暑いレースで、1レース落ちタイヤでポールを取った人も居た。少しばかり使っても、ダメージは最小限だろう…と思い込む。もっとも新しいホイールはタイヤ交換が難しく、結局スタッフのヒガシ君にお願いしたのだが…。

昼一発目。問題解決していないのに、ここでニューを使うわけにはいかない。しかし組み替えてしまった以上、手持ちのホイールで使える07タイヤはなかった。仕方なく、SL6で走行する。問題解決の糸口すら見つからないまま、やはり思うようにいかず、セミハイグリップでも28秒9中盤に留まる。

ここでスタッフの岡田さんと相談。いろいろな問題を話し、一つ々々整理していく内に、自分の口からポロっと解決策が出てきた。「忘れてた操作あるやん!!」 あとセミハイだからエア圧を落とし気味だったのだが、岡田さんから指示でエア圧を上げてみた。これはセットの方向性が正しいのか確認する意味がある。

午後2本目、忘れていた操作を加えてみる。「あああ、あの頃の俺が戻ってきた!!」 面白いように曲がるし、他の問題も一気に解決した。同じマシンを駆る皆と同じセットで問題なく走れる。やはり問題はドライバーだった。タイムは28秒8中盤。ベストではコンマ1秒ほどの差だが、アベレージが違う!!

午後最後、自分的には結局5回目のセッション。体力温存もクソもないw 皆の「もったいない」との非難をヨソに、いよいよ新品タイヤで走行開始。一応、20周の自己規制。やはり新品タイヤ、限界が高い。どこまでいけるか試している内に、10周ほどで28秒7中盤の生涯自己ベストをマーク。…と、ここで岡田さんよりピットインのサイン。戻ってみると、「もういいでしょう。これ以上はもったいない!!」とのお言葉。ごもっともw

とりあえず、タイムは出た。もっと行けるとも感じた。気分良くレース前日を終えた。とりあえず、今日ははね…。