今日はマイ・カートの納車日。これに伴い、このブログも第2章に突入する。今後とも弊ブログをよろしくお願いします。

前夜に突然同僚との飲み会があり、事前準備がまったくできず、当日の朝にバタバタと動き出す。納車およびサーキット秋ヶ瀬でのシェイクダウンを午後にしておいて正解だった。

いつものレンタルカートとの荷物の差は、まずレーシングスーツやリブプロテクターが増えること。そして初回のため、工具一式を手持ちでショップに持ち込まなければならない。工具は意外に重いので、運搬ではジワジワと体力を奪っていく。これからのシェイクダウン、いろいろと体力勝負になるので、同行した妻に工具一式を託した。妻がジワジワと弱っていくのは目に毒だった。妻に感謝である。

ショップへは予定より30分ほど早めに着くようにした。この日を迎えるにあたって、いろいろな疑問や不安なことがあったので、余裕を持ちたかったからだ。例えばガソリンやオイルなどを購入しなければならない。整備時の掃除道具は用意していないので、どうしたものか聞かなければならない。掃除道具に関しては、実は契約時にいただいた書類にしっかり書かれていたのを、僕が見過ごしでいただけ。大チョンボである。今日一緒になるチーム員の方々にお借りすることになる。いきなり大迷惑なヤツ、早くも今日のトラウマ第一号である。

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そしてマイ・カートとの感動の対面である。たぶんこれだ。ちゃんとエンジンもタイヤもシートも装着されている。コンプリートのマイ・カート。もう顔がニヤけるニヤける。

そうこうしている内に、今日ご一緒するチーム員の方々が揃い始めた。ここぞとばかり、はりきって自己紹介。気持ちの良い方ばかりで、こちらも嬉しくなる。こちらが納車日だと知ると、自分の体験談を交えて、いろいろと教えてくださる。以前ショップから聞いていた同世代の方だと分かり、親近感も湧きまくる。お掃除グッズについても、快く貸して下さることになった。もう恐縮しまくりの感謝しまくりである。

さて、ガソリンの用意である。ショップの近くに徒歩でいけるスタンドがないので、今回はチーム員の方の車に同乗させていただき、購入に向かった。手始めに7リットル。普段はそういった徒歩の人を対象に、ショップのスタッフの方が、サーキット近辺のスタンドに連れて行ってくれるという。しかし今回チーム員の方に同乗させていただいたおかげで、いろいろなお話を聞くことができた。シェイクダウンにむけて、緊張も和らいだ気がする。やっぱクルマは欲しいかな。どうせならトランポになるようなクルマ…と妄想したことはあるが、普通のクルマでもあるだけで楽になる。

エンジンオイルとチェーンオイルはショップで購入。そして大イベント、トランポへの搬入である。このショップでは、チーム員が協力して皆のカートをトランポに搬入する。この皆で協力するというところが、なんとも気持がよい。早くも自分のカートだと実感できるし、他の方のカートに対してもチーム員と同じく親近感がわく。

徒歩組の僕は、そのままトランポに同乗させていただき、サーキットに向かう。カートの搬出を終え、チームのパドックが出来上がる。そしてまたも大イベント、走行前の整備である。これも不安に思っていた事項のひとつ。スタッフの岡田さんが懇切丁寧に教えてくださったおかげで、なんとかなったが、記憶にとどまっているかが不安である。一度は体験したので、ネットや書籍で復習すれば大丈夫だと思うが…。

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さて、ここからが今日僕だけの大仕事である。難関とされる押しがけの練習だ。練習は駐車場で行なった。いかにも初心者な感じで、周囲からも生暖かい視線が送られる。まずはプラグを抜いて、軽い状態で押しがけのフォームを習う。それだけでかなりの重労働である。なんとかフォームを覚えたら、プラグをさして正規の重さで練習開始。もう大重労働だ。雨の心配は何処へやら、炎天下のなか、ひたすら練習を行なう。湿度が異様に高いものだから、体力の消耗が激しい。途中で頭がクラクラして、熱中症っぽい症状まで現れた。さすがに休まないと今日の走行がフイになる。でも、皆の見ている前で、一発で押しがけを成功させたい。踏ん張りどころな気がして、少し休んで、すぐに練習に戻った。もうフラフラである。一通り押しがけの練習を終え、再びパドックへ。正直、体が動かない。自分の走行時間までに体力を復活させなければと、水分を取りまくった。

前回試乗した木曜日と異なり、土日は混み合うため、1時間をコマー、初心者、熟練者の3クラスに分け、各20分づつのセッションを繰り返す。つまり、午後3時間の走行時間の場合は、20分×3セッションの計60分の走行となる。僕は最初のセッションを押しがけの練習に費やしたので、残り2セッションのみ走行することになる。

体力回復でボーっとしていると、いつのまにか自分のセッションになっていた。急いでカートをコースに搬入する。なぜかチーム員の皆が勢揃いして、僕のシェイクダウンに立ち会った。「ああ、これは儀式なんだ」と実感した。緊張の押しがけは一発で成功した。マイ・カート最初の走行は、前回の試乗と同様にカートや初体験となるダイレクト・エンジンに慣れるため、例によって左側通行で行なった。やはり、以前試乗したカートとは感覚が異なる。最初のセッションは左側で慣熟に努めた。

ホンダとブリヂストンのステッカー

体力は完全に復活。というか、マイ・カート初走行で舞い上がっている。皆が熟練者の時間帯に走行に向かったので、その間にコソコソとマイ・カートの写真撮影。う、嬉しい。無印のカウルだとなんなので、一応自分印の意味もあり、事前に用意しておいたホンダとブリヂストンのステッカーを貼ってみた。このあたりヘルメットの時と同じ順番である。

さて本日最後となる2回目のセッション、今回は基本右側通行、自分のラインで走って、初日のタイムがいかなるものか挑戦してみた。目標は30秒台、あわよくば29秒台に入って伝説とする。しかしながら、まだまだカートに慣れておらず、少し余力を残し気味の走行になった。結果は30秒8。ううーーーーん、微妙。もう1セッションしたい感じ。今後は熟練者の走行時間の基準タイム、29秒4台が目標となる。ひたすら練習、がんばろう。

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さてさて最後の大イベント。走行後の整備・お掃除である。今回はお掃除道具一式を持ち合わせていなかったので、チーム員の方に借りつつ、整備の方法も教わった。チームとは、こんなにもありがたい存在なんだと実感。懇切・丁寧に教えてくれるし、これから揃える掃除グッズについても、いろいろとアドバイスをいただいた。なのに、これも記憶にとどまっているかが不安がある。復習、復習。しかし整備は思いのほか楽しい。自分のカートだと実感できる。これが苦痛で止める方も居るとか。僕は運が良く苦に思わなかった。

パドックをたたみ、ショップへ帰還。例によって、お茶会となった。ここでの数時間が実に有意義。ネットで確証なしに悶々と調べてるより、知りたかったこと、知らないこと、多くの情報が具体例として手に入る。今日は走行した以外の多くのチーム員が来店して、かなり賑やか。なにより雰囲気が素晴らしく、皆自分のエピソードを面白おかしく語ってくれる。それが、いちいち勉強になる。

そういえばチーム員の方に「ブログ見ましたよ!」と言われて焦った。特にお教えしてなかったんだけど、『ガレージ茶畑』で検索すると割と上位に出てくるようだ。パパさん見てますか?w 今日も赤裸々に綴ってます!

次回は14日の午後に走行予定。