予定どおりレーシングカート練習走行に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。今日は初めての1日走行。来週末同サーキットにて開催される『チャレンジカップカートレース』出場を目指し、タイムアップに努めた。『目指す』と表記した理由は後述する。

今日は久々の休日のカート走行日ということで、かなり混んでいた。最初の一時間こそコマーと一般カートの2クラス分けだったが、その後はコマー、フレッシュマン、エキスパートの3クラスに分けての走行となった。僕は基準タイム29秒5以上のフレッシュマンのクラス。僕より速い人も居るが、遅い人もいる。前回感じた課題、遅い人を抜かなければ、クリアラップの機会を失う。今日は積極的に抜きに行った。それなりに抜けるようにはなったが、初走行と思われる人とは折り合いがつかず、何度か接触してしまった。リアに大きな衝撃を受け、あわやシャフト交換か!と懸念したシーンも。なんとかスプロケ交換だけで済んで安心した。図らずもスプロケ交換初体験。

しかしながら、どうしてもタイムが出ない。前回の定期練習同様、30秒3止まり。チーム員の方々の話によれば、それほどコンディションも悪くないらしい。カートを買って2日目の走行で、29秒台後半に入れたものだから、このまま練習を続ければ、29秒台中盤は余裕じゃないかとタカをくくっていた。しかしながらタイムが伸びないどころか、落ちたところで落ち着いてしまっている。

来週の『チャレンジカップカートレース』、SS-Fクラスの出場選手は、ほぼCAカップと同じ面子、全員が28~29秒台だと聞いた。タイムシートで一人だけ30秒台だとチームの名を汚すことになるし、なにより最後尾から単独走行になってしまえば、普段の練習走行と変わらず、当初の目的すら果たせない。

というわけでチームから出場条件を科していただいた。レース当日の朝に練習走行がある。レースへのエントリーはその後でも間に合うので、基準タイムを満たさなければ、その場で出場を断念することにする。基準タイムは29秒8。かなり甘い条件にしてもらえた。条件を出して貰えたことで、情けないかな緊張も和らいだ。チーム員の方からご厚意で頂いたタイヤで、基準タイムを目指すことになる。(タイヤ、本当にありがとうございます! がんばります!)

かつて『出場決意』などど宣言し、この期に及んで尻をまくるのは、かなり男っぷりを下げる行為だ。自分の不甲斐なさに落ち込んだ一日だったし、今も複雑な気分だ。

先述どおり、なまじ2日目に29秒台に入れたものだから、これまで秋ヶ瀬攻略という行為が不十分だった気がする。これからは積極的に研究したり、アドバイスを受けたり、ひたすら勉強モードに突入していこうと思う。しかし本番まで走れないのは、フラストレーションがたまる。いくらアドバイスを貰えたとしても、試すことすらできない。これまでの能天気さに反省もするが、イライラが募る。

出場を前提に準備する行為も、気分は複雑。しかしながら、やらねばならない。まずは総重量。計量の結果、3~4kgのウェイトが必要だとわかった。あとウェイト以外にもマイカートで足りていない部品を教えていただく。SLライセンス取得にむけ、受講もスタート。本番前日の土曜日にショップに出向き、不足パーツの装着とタイヤ交換とともに、ライセンス取得を完了させる予定。

なんか学生時代のクラブ活動を思い出した。慢心したり落ち込んだり、ひたすら練習の日々だった。違うのは簡単に試せないこと。毎日乗れれば良いのに…。