新年1発目、予定どおりレーシングカート練習走行に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。何故『呪い』なのかは後述する…。

今朝目を覚ました時に、アバラに痛みが残っていたことから、朝からサーキットに出向きはしたが、走行は午後のみにしておいた。午前中は皆の走行を観察しながら、各部のネジ類に緩みをチェックしたり、帰省の際に在阪のホームセンターで買い込んだスポンジ類をシートに貼りつけたり、新年ということでサーキットから振る舞われたお雑煮を食したり。

めずらしく屋根の下

めずらしく屋根の下

チームメイト・あまっつ

チームメイト・あまっつ

午前中はコマー、一般カートの2セッション分けだったが、午後からはコマー、フレッシュマン、エキスパートの3セッション分けに。とにかく今日の課題はトラウマの確認・克服だった。前回2コーナーでのスピンから、2度もシャフトを曲げるという不名誉な伝説を残してしまったからだ。1セッション目は無理せず、自身のナラシ走行、意図的に31秒フラット・ペースで巡航、なんとなく30秒7で終えた。そして2セッション目でトラウマ・チェックに入る。前回の反省から、タイヤが温まらないうちから無理をしないことを心がける。しかしながら何周すれば温まるのか?、今グリップはあるのか?、と疑念が渦巻き、いつまでたっても1コーナーを全開で突っ込めない。しっかりとトラウマを残してしまっていた。どうしても1コーナーの飛び込みでアクセルを抜いてしまうのだ。それでもなんとか30秒3で走っていたようで、「残るは1~2コーナーか!」と前向きに挑戦する気持ちが湧いてきた。

そして運命の3セッション目…。気温低下からコンディションは悪化傾向にあったが、1コーナーもだんだん踏めるようになってきた。着実に克服に向かっている。タイムもそれほど悪くない。もうひと一踏ん張りと思った時だった。最終コーナー手前で異音とともにチェーンが切れ、動力を失った。そのままスルスルとピットロードへ。異変に気づいたチーム・スタッフの岡田さんが駆けつけてくれたが、首を傾げる。チェーンが切れただけのようだった。チェーン代金を気にしてピットで悶々としていると、マーシャルの方が飛散したチェーンを回収し、届けてくれた。ある破片とともに。なんだろう、ヒダがある…。エンジン?? 切れたチェーンに打たれたのかと思い、エンジンのチェーン付近を凝視したが、当該個所が見つからない。恐る恐る前面を見た。とても怖いことになっていた。

エンジン全損

穴が空き、内部パーツが飛び出していた。素人目には全損である。今回ばかりは自分の無知さ加減を期待し、岡田さんに確認していただいたが、結果は同じ。『全損』である。正確にいえば、『焼き付きによるピストン粉砕、それに伴う全損』。ちなみにチームメイトのあまっつも、今日エンジン下が逝ってしまった。まったくエンジン厄日だ。

ショップ・ガレージCに戻り、今後の対応策を検討してもらう。新品エンジンの購入は選択外、残る選択肢は2つ。1つ、中古エンジンを購入する。もう1つは、中古パーツを寄せ集め、必然的にオーバーホールする。目先のことを考えれば、中古エンジンの購入が一番安価だ。しかしオーバーホールは4月に予定していたため、数ヶ月単位で考えれば、後者の方が安価になる。現在、両方の見積もりを出していただいているが、先にシャフト2本で散財してしまっているため、おそらく後者を選択すれば、しばらくの間カートを休業することを強いられるだろう。どちらにしても、ニュータイヤの投入を延期し、開幕戦でのレース・デビューは見送ることにする。できれば3月のチャレンジカップには出場したいが、先にも記事にしたとおり、ニュータイヤの投入は避けたい。というわけで、3月に100ラップ落ちくらいのタイヤが余っていれば、どなたかお声をお掛け下さい…。

それにしても、ここ2回の走行でシャフト2本にエンジン全損、伝説を超えて、呪われているとしか思えない。そういや初詣も行ってない。これは本気だが、来週は秋ヶ瀬に出向いて、お酒と塩を撒いてこよう…。妻が言うには、蛙の呪いだという。雨の日に右コーナー終わりでスピンしてコースアウトしたのだが、その時に轢いてしまったのではないかと。来週の秋ヶ瀬、右コーナー周辺の山にたたずむ男が居たら、それは僕だ。

くそぉ、何が何でも、すぐに復活してやる!!