今日は予告どおり、カートおよびドライバーのお祓いに杉並区にある大宮八幡宮まで行ってきた。

一応、事の顛末というか、おさらい。年末年始とたて続けにシャフト2本、エンジン全損というトラブルに見舞われ、心がポッキリ折れてしまった僕は、この呪われた状況を打破すべく、前向きに(?)お祓いを決意。しかし、どこをどう祓ったら良いのか分からないので、考え得るすべてを祓ってしまおう。そして第一段として、先週サーキット秋ヶ瀬にお酒とお塩を撒かせていただいた。そして今回は、カート本体とドライバー編というわけである。

実は一番怪しいのが、このカート本体だった。小耳に挟んだところ、前のオーナーさんは人生最悪の苦境に立たされ、志半ばにしてカートを売りに出したのだという。その苦境は聞いているだけで寒気がするほどで、それでも最後の最後までカートは手放さなかったというから、もう心残しまくっちゃっているカートなのである。カートのお祓いという、ちょっと離れ技をショップの方々に伝えたところ、「むしろ行っちゃってください」という返答が返ってきたのも頷ける。

昼一番にトランポを借りにガレージCへ。その道中も風に煽られ荷物をバラけたり、いろいろと不運が続いた。どうにも「お祓いされてなるものか!」と、抵抗されているような気すらしてくる。カート搬入中にはお気に入りのカウルステッカーの一部が欠け、一気にブルーに。落ち込みながらも大宮八幡宮へ、とにかく安全運転に努めた。

なんとか無事に到着。まずは初詣を済ませた。そしてクルマのお祓いの申し込みを行なう。クルマといえばクルマだが、カートはカートだ。ここが気掛かりだった。正直に、カートをお祓いして欲しいと申し出たところ、意外に融通が利くというか、すんなり話がついた。一安心である。

まずはドライバー。他の厄払いの方々と同行し、『交通安全』という名目でご祈祷いただいた。まず僕が清らかな身体に。そして名目上は『クルマのお祓い』、つまり本番の『カートのお祓い』である。

来客用駐車場からお祓い用の駐車場までは、それなりに距離がある。トランポからカートを下ろし、カートスタンドで移動。覚悟はしていたが、当然奇異なものを見るような視線を浴びせられる。しかしながら神職の方は、なんの躊躇もなくカートに向き合ってくれた。

AKMT号 in 大宮八幡宮AKMT号 in 大宮八幡宮

お祓いも終わり、ここで初めてカートであることを言及された。「何キロくらいでるんですか?」とか「視線が低いから、体感速度は凄いでしょうね。」などなど。まるでカートのキャッチ・コピーそのまま、なかなかの洞察力。「お気をつけて、お乗りください」とのお言葉も頂戴した。本当にありがとうございます!!

さてさて周囲の視線にも慣れてきたので、こんな機会はないと、いろいろと記念撮影。まるでカート君のお出掛けである。周囲の方から記念撮影を頼まれたりもした。ブログに掲載する旨のことをおっしゃっていたので、その時にはここからもリンクを張らせていただきます~!

AKMT号 in 大宮八幡宮AKMT号 in 大宮八幡宮
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明日にはエンジンがオーバーホールから戻ってくる。これですべてが清められた。ナラシ初体験を前に緊張しているが、明日からが本当の2009年スタートである。