今日は休暇をいただき、久々の平日練習へとサーキット秋ヶ瀬に行ってきた。3月前半はチャレンジカップの前日まで休日のカート走行がなく、先に交換したブレーキローターの慣熟の意味でも、どうしても乗っておきたかった。また火曜の10日ということで『カートの日』、走行料が半額になるのも魅力だった。ちなみにその制度、カートランド協会が策定したモノだが、その協会自体は既に解散してしまっているようだ。11月も10日は火曜だが、今回でカートの日は終了なので、注意されたし。

コースには昨晩からの雨が残り、ウェット状態からのスタート。一応レインタイヤも準備してきていたが、かなり晴れていたので、乾くのを待つことに。そして10時前からドライタイヤで出ていく。いつもウォームアップ走行では、1コーナー手前でブレーキングしてしまうのだが、まだまだ濡れていたのか、あっさりスピン。1コーナー手前のスピンは初めてだが、ちょっぴり怖い。数周で戻ってきたが、コンディションの問題もあり、ブレーキローター交換の効果をどうこう言えるレベルではなかった。

交換前のローターは激しく波打っていたので、おのずとパッドも波打っている。走行を繰り返せば平らになるはずだが、せっかくなので路面が完全に乾き切るまでの時間に、自力で削って平らにすることに。コンクリートを砥石代わりに研いでいく。

昼前には完全ドライに。新しいブレーキローターの効果を試す。当初の予想では、使い込んだズルズル・タイヤでは、すぐにロックしてスピンを繰り返すと思っていた。しかしながらブレーキングが安定し、むしろロックしなくなった。なんだっから苦手としていた荷重移動によるコーナリングまでスムーズに行えるようになっていた。凄い。面白い! タイムも29秒8に入り、10日間のブランク明け、前回がマグレで終わるということもなかった。一安心。

AKMT号を駆る岡田さん

AKMT号を駆る岡田さん

昼からは、チーム・スタッフの岡田さんに試乗していただき、セットを出してもらう。以前試乗していただいてからは、いろいろとマシンも変わっているし、なによりレース前というのもある。本来であれば、もっとマシなタイヤでお願いしないと意味がないのだが、それ以前の問題もあるかもしれない。エンジンとブレーキはかなり良いとのこと。ただ2コーナーでインに突き難く、タイムも出ない。フロント・スタビを取り、フロントを柔らかくしていく。またローキャブも調整。岡田さんが29秒1を出したところで、僕にスイッチ。2コーナーの入りが改善されたが、もう一声欲しかったので、さらにフロントを柔らかく。今度はフロントが勝ち、リアがスライドし始めた。このあたりは新品タイヤで改善されると思われるので、これを基本セットとすることにした。

あと、アクセルが戻りきらない現象があったので、調査してもらう。アクセル・ヘルパーとの交差位置にあるワイヤーが、ささくれて切れかかっていた。レース前に気付いてよかった。レース中に切れたりしたら、泣くに泣けない。

その後はひたすら練習練習。ブレーキ効果か、最終コーナーが面白くて仕方がない。3コーナーの飛び込みも安定傾向となり、立ち上がりも良くなった。29秒7と、ベストタイムは更新できなかったが、乗ってて楽しいカートになっている。

チームメイト くあどらさん

チームメイト くあどらさん

課題としては、まだまだ走行ラインにバラツキがあり、タイムが安定しないこと。そしてベストタイムが出るのが遅い。30周周回すれば、25周目あたりにベストが出る。これではレースが終わってしまう。期日ギリギリまでベストタイム更新に躍起になっていたので、このあたりの課題を解消する時間がなかった。レース当日は、他の方より空気圧を高めに設定して臨むしかないだろう。

残す走行時間は、レース前日の午後、当日の午前中のみ。がんばろ~。