初レースを終え、これまでチームメイトの方々から「レースに出れば分かる!」と聞かされてきた『次の領域』というものを垣間見た気がする。
これまではタイムアップ、特にベストタイムの更新を目的とした練習に明け暮れた。もちろん速さは必要で、現時点でも全然足りていない。しかしながら、すべての練習はレースにむけて行われるべきだと思えるようになった。
まずボロ・タイヤでの走り込みは、極論、意味がないように思えた。ニュータイヤやそれに近いタイヤでレースに出る以上、その状態で速く走らせたければ、その状態で練習すべきだ。もちろん現実問題ニュータイヤをポンポン投入できる訳もなく、やりくりが必要になる。繰り返しになるが、今年の投入数は家族会議で決定済みで、計3セット。1セットでCA1戦、チャレンジ2戦の計3戦、練習に回すのはその後になる。つまり、先に投入したタイヤを練習に回すのは、チャレンジ2戦目以降の6月のことになる。それまでは、理想通りにはいかない。練習走行は、レースの1週間前と前日は必須として、それ以外はどうしたものか。
いろいろ考えてみた。雨の日を選んで、乗ってみるのはどうか? 僕は雨の経験が少なく、なんだったら苦手と言い切っても良い。雨のレースもある。当日エントリーのチャレンジカップはともかく、エントリー料を支払いながら、雨になる度に棄権するわけにもいかない。今まで天気予報といえば、週末の晴れ間を狙って見ていた。今後は雨を期待して、睨めっこしてみるのも、面白いかもしれない。
しかし都合よく週末に雨が降るわけもない。状態の良いタイヤもない。どうせカート中毒の禁断症状に耐えられないだろうし、ボロ・タイヤでの練習走行は避けられない。そうなれば、先のレースで見えた課題、レース序盤に遅い・踏めない症候群に立ち向かうしかないだろう。これまで練習走行といえば、セッション終了まで30周でも40周でもダラダラ連続走行を行なっていた。そして終盤にベストタイムが出る。レースなら終わっているのである。今後は15~20周単位に集中し、そこで確実にタイムが出せるよう、効率の良い練習を目指したい。
こうして独り言のように書いてきたが、やはりブログは便利だ。細かいセッティングなどは書かないにしても、練習ノートとして機能する。以前と違って、毎週末カートに乗ることはなくなる。今後は、こういう記事が増えていくかもしれない。
22日は雨予報だ…。