今日は全日本・地方選の東地域開幕戦を観戦に、ツインリンクもてぎへ行ってきた。

チームメイトのススム君、カミケン君と共同でレンタカーを駆り、新越谷から栃木県へ。タイムトライアルに間に合うようにと思っていたが、少し早目に到着したため、公式練習から観戦することができた。

ツインリンクもてぎ自体は過去にインディ観戦で訪れたことがあるが、北ショートは初めて。鈴鹿南コースと並び、日本カート界の聖地の一つ。2本の長いストレートと、低・高速コーナーが配された、テクニカルなコースである。

今回の観戦の動機は、チームメイトの応援。FP-Jrクラスの”たかし君”、地方選に”平ぽん平栁光“と”アベックス”、そして全日本KF2クラスにSPIRITワークスとして”ヤマト君”が参戦している。昨年レーシングカートを始める前に、茂原で観戦しているが、レーシングを始めた上で、改めて全日本を観戦してみたかったということもある。

タイムトライアルは観戦エリアから電光掲示板が見えなかったこともあり、タイムを追っかけることはできなかった。その分、ただその迫力に圧倒された。結果確認も兼ねて、チームのパドックに陣中見舞い。少し重い空気が、いかにも全日本だ。

ガレージCパドックガレージCパドック

続く予選ヒート。レース形式となり、目に見えた応援ができる。FP-Jrでは”たかし君”が大きく番手を上げ、優勝の狙える3位/25。地方選では”平ぽん”が20位/31、アベックスはコースアウトで24番手に順位を落とす。KF2では”ヤマト君”が8位/11。何か問題を抱えているようで、明らかにノビがなかった。

いよいよ決勝ヒート。FP-Jrでは”たかし君”が抜きつ抜かれずのバトルを展開、惜しくもチェッカー付近で順位を落とし、表彰台は逃した。これがレースと言われればお終いだが、タイミングの問題に過ぎないと思えるほど、目まぐるしいレース展開。”たかし君”の雄姿に感動した。

続いて地方選FS-125、スタートで多重クラッシュが発生。初めてカートで赤旗を見た。アベックスも巻き込まれ、マシンに大きなダメージを負う。5分後の再スタートにむけて、チームが懸命の復旧作業でコースに戻した。一度ピットに戻したために、隊列の最後尾に回らなければならない。しかし本来の順位で戻ってしまったため、黒旗が出されてしまった。とても残念だが、身体が無事なようで安心した。平ポンはオーバーテイクショーを敢行、12位まで順位を上げた。準備期間が短かったことを考えると、先に繋がるポジティブな結果だったと思える。

そしてKF2。予選8番手ということで、正直難しいと思っていた。マシンの不調も気になる。しかし始まってみると、ノビる、抜く、一気に4番手へ。チームメイトが全日本で4番手につけている?? 応援に駆け付けたチームメイト達が動揺する。しかし3番手、2番手、ドンドン行く。このまま終えることができれば、表彰台だ!! もう興奮しまくりである。しかし、”ヤマト君”はトップにまで仕掛ける。抜いちゃった。トップだ!! その後は2番手の選手と熾烈なバトルが展開された。もてぎのようなコースでは、スリップが効く。とても安心できない。相手が突く、乗りあげる、”ヤマト君”は怒りのジェスチャー、精神的にも負けてない。サイド・バイ・サイド、”ヤマト君”は退かない。抜かれても抜き返す。全日本は長丁場、観ているこちらがマイってくる。チェッカーはまだか! 応援の声も枯れる。

これほど興奮したレースは久々だ。そのままチェッカーが振られ、”ヤマト君”全日本でデビューウィン。表彰式に皆が駆けつけ祝福する。いつもクールな”ヤマト君”も、脱力感というか呆然としていたように見えた。本当におめでとう!! チームの皆が興奮した。

KF2優勝、野尻和選手KF2優勝、野尻和選手

このレースの模様は、先月開設されたばかりの「レーシングカート ウェブ」で動画配信される予定。もうDVDも買っちゃうぞ!

レーシングカート ウェブ

乞うご期待!!