今日は明日の走行に備え、メンテナンスへとショップ・ガレージCへと行ってきた。

一番の目的は、スプロケットハブをフローティングへと換装すること。以前に行なったギアの215化に合わせて、かねてから熱望していたのが、ようやく実現した。最近になってセッティング系のパーツ、例えばショートのマグ・ホイール・ハブなどに食指が動いていたのだが、迷いに迷った結果、以前からの憧れが優った。正直言えば、セッティング系に手を出すのが少し怖かったというのもある。

さてフローティング・スプロケットハブとは? スプロケットをフローティングさせることにより、コーナリング時のシャフトがたわんだ際の力を逃がし、スプロケットの傾きやチェーンラインの変更に対処、チェーンの負担やパワーロスを軽減する。ギア215化との併用で、タイムアップも望めるというもの。

うちのショップではKK製が定番なのだが、WILD KART製のモノが入荷していたので、それをチョイスした。少しばかり高価だが、耐久性が高く、通常のスプロケハブに近い重量なので、慣性モーメントを増やすことなく、フローティング効果の恩恵を受けることができるという。ちなみに下の写真、左がWILD KART製、右がKK製。

フローティング・スプロケットハブフローティング・スプロケットハブ

WK フローティングスプロケットハブ 50mm

フローティング・スプロケットハブ

装着には若干手こずった。シャフトのスプロケットハブ装着部が少し変形しており、ペグキーも曲がっていた。それが抵抗となり、すんなり装着できない。流石にトラクションの掛かるところ。フローティングだけに、ハンマーでガンガン叩いて入れるわけにもいかない。もちろんペグキーは交換。シャフトはヤスリで削ることで、なんとか対応することができた。スタッフの岡田さん、お忙しいところお手数おかけしました。

そして本日二番目の目的、夏用の簡易セッティング。内側のベアリング・ホルダのボルトを抜き、結束バンドで軽く固定する。こうすることで、柔らかいシャフトを使用したのに近い効果を出せるという。

あとはナメ気味だったボルト・ナット類を新品に交換。あわせてサーキットの現場でその場限りの交換を行ない、不統一になっていたボルト・ナット類も交換。メンテナンス性が向上した。

堪え切れず街中疾走(嘘)

堪え切れず街中疾走(嘘)

さぁ明日は久々に秋ヶ瀬をドライで練習できそう。先の桶川遠征から、カートに乗りたくて仕方なかった。レース2週間前、思う存分走り込むぞ! でも混みそうなんだよなぁ…。