スポーツカート情報局は8月26日(水)、シーズン後半戦をむかえる『オートスポーツ東日本スポーツカートシリーズ』について、一部レギュレーションの変更、主にジュニアドライバーや現役トップカーターについて制限を設けることを発表した。

概要は下記のとおり。以下はスポーツカート情報局からの引用。

  • これまでも行ってきたジュニアドライバーのドライブに関する制限を、新たに現役全日本ドライバーなどのトップ選手にも適応し、『助っ人ドライバー』として括り。助っ人ドライバーは1チーム最大1名までとする
  • 選手が全日本ドライバーにあたるかどうかは主催者が判断、認定する
  • エントリーした選手は全員がドライブをしなければならない。走行をしなかった選手がいることが判明したチームは失格となる
  • 特定のドライバーが長時間走行することを禁止。主催者の判断で長時間のドライブにより、安全でないと判断をした場合はピットインが命じられることもある

詳しくは下記のレギュレーション全文から。

レギュレーション全文[PDF]

『助っ人ドライバー』の定義だが、レギュレーションでは「18歳に満たない者ならび、現役全日本ドライバー」となっており、後者については上記通り「主催者が認定した者」と若干判断の余地を残しており、これら『助っ人ドライバー』には「他のチームとの差が大きすぎると主催者が判断をした場合は、別途、ハンディキャップを設けることもある」とある。

真っ先に思ったのが「全日本ドライバーなんて居たっけ??」ということ。となると「全日本ドライバーなどのトップ選手」という表現が引っ掛かる。SLチャンプ・クラスも?? それを除けば、ジュニア規制としては当然な気もする。全員出走なんてのは言わずもがな。特定ドライバーが長時間走行するのを禁止するのも、ジュニア対策と合わせて当然のように思う。判断の余地を残したことや、長時間走行の定義を数値化しなかったことは、良心的に考えれば、まだまだ自浄効果を期待してのことなのだろう。

さてさて、それでは同シリーズとWタイトルとなることの多い、サーキット秋ヶ瀬スポーツカート耐久シリーズはどうなのだろう。第2戦が単独開催であるが、同様のレギュレーションを導入してくるかどうか。

正直、今のところウチのチームには関係のない話だし、むしろ歓迎しても良いかもしれない。兄貴分のGT1『SAFTY FAST』にしても、ジュニア対象のドライバーが出場することもあるが、長時間走らせることはない。

あとGT1クラスでは、ナーフバーの装着が義務化された。直締めさえしなければ、セッティングへの影響は最小限だろう。多少出費は嵩むけど…。