先に行なわれたCAカートレース第5戦に集中すべく、意図的にブログ更新は行ないませんでした。しかし自身の記録でもあるブログ、事後ながらレースを迎えるまでの練習を記したいと思います。

まずは9月12日に行なったレース1週前練習。

1週前練習って半ば義務化しがちで、形骸化しないよう注意が必要だが、なんというか継続性あり~の、季節の変化あり~の、何者かに対応するための練習という要素も否定できない。チームメイトの練習日記を参考にしつつ、イニシャル・セットを決めたが、1週後の方向性くらいは掴んでいきたいところ。といいつつ、タイヤ・マネージメント上、この日はセミハイグリップSL6の利用率が高い。セット云々では課題として薄く、何を目指すべきか悩ましかった。

まずは午前1本目。SL6に珍しく合法ウェイトでスタート。流石にレース1週前、所属ショップ・ガレージCも運搬組が多く、何便かに分けてカートを運搬。僕は1便だったため、通常より早くにサーキット入り。暇だから、ウェイトも積んじゃいましたw 朝1発目の路面が悪いのはいつものことだが、SL6をしてベスト28秒9前半。ここ最近は1本目にSL6を履く機会が多いが、いつもよりコンマ2は遅い。さて、何を課題にすべきか?

合法BS07投入は1セッションのみの予定。それまでSL6でできることは…。考えた末の結論、『ワンランク上のコーナリング・スピードを体験してみる!!』にしてみた。もちろん特性の違うタイヤで試しても参考にならないが、多少無茶しても踏ん張れるし、成功体験を身体で知ると知らないでは大きく違うと思った。

午前2本目、やはりベストは28秒9前半。コンディションは好転せず、チームメイトの皆も横ばいだったよう。SL6をして、それほどのグリップ感がない…。そんななかでのブレーキングは難しい。目指している進入スピードだと、操作する時間が短くなり、いきなり難易度が増す。「ひぃ~」ってぐらいの速度で飛び込んでパニック・ブレーキ、ステアリング操作が大きくなったり、逆に巻き込んだり…。こういう時には、自分の『性根』が出る。いかに調教していくか…。

午前3本目、やはり台数が多いからか、コンディションが上向いていく。無茶な進入がたまたまハマり、ベスト28秒6前半。ただ最初の5~6周がピークで、どんどんタイムが落ちていく。その後は28秒8くらいで巡航。

午後1本目。いよいよBS07投入。そして目的のひとつである、新品キャブを試す。ハイの角度が違って、ちょっと戸惑ったが、概ね反応が良く好印象。こういうのは気持ちの問題もあるので、このキャブを前提にレースまで過ごすことを決断。ベストタイムは28秒7前半。

残り2セッションでレース用エンジンのナラシを行った。先日の記事で隠し種としたのは、ずばり『SPピストン』。来年からはピストンのレギュレーションが変わり、新型ピストンと新型ピンのみ使用可能となる。SPピストンが使えるのは今年のみ。ライフが短いが、ハイパワー化が期待される。せっかくエンジン2基体制となったので、使わなければ損。この日は中速ナラシまで。

続いてレース前日となる9月18日。体力温存もあり、午後半日走行に抑えた。

1本目は高速ナラシ、2本目から全開走行。パワーがあるかどうかは微妙…。プラシーボ・パーツと化すw タイム的にも微妙だったが、それほど悪いわけでもない。28秒8前半。3本目は28秒8台で安定して巡航したが、ベストも28秒8前半と振るわず。しかしチームメイトのエキスパート勢と比較しても、トップ勢にはコンマ2は離されるが、その他とは変わりなかった。直接のライバルである他チームのH氏とは話さず。本番のお楽しみといったところ。

正直、レース路面に近づく前日練習だけに、自己ベストの更新を狙っていた。徐々に調子を崩している実感さえあった。スピードで力押しは通じそうにない。不安に駆られる。しかし何としても勝たなければ。何としても今年最大の目標、スーパーSSに昇格したい。眠れそうにないので、ビールをかっくらって無理矢理寝た。

そしてレース当日を迎える。