今日は第3回『チャレンジカップカートレース in CA』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。結果は惨敗だった。

所属チーム・ガレージCの皆さんには見透かされていたと思うが、正直気乗りしなかった今回のレース。理由は自覚しているモノから、そうでないものまでイロイロ。自覚しているものとしては、あまりにも練習の機会がなかったことだ。僕はコツコツと練習して、少しずつ自信を深めていき、それを動機に変える。今回は動機付けが足りなかった。そしておそらく、頭がまだスポーツカートのサポート・モードで、自分がドライバーである感覚を取り戻していなかったことなどなど。

また不安要素もあった。体力だ。3日前の1ヶ月強ぶりの練習は、午前中こそ頑張って走行出来たが、午後からは10周も走れない身体に。チャレンジカップの日は午前は通常の練習走行枠があり、午後からレースが進行する。もし筋肉が超回復していなかったら…、レースは最悪の事態となってしまう。

そういうことから、午前の練習走行は3セッションを各10周、計30周しかしなかった。タイムはボロボロ。速い人の後ろにつけて29秒1がやっと、単独では29秒2~3といったところだった。他の方のタイムも聞きまくったところ、スピードではまったく歯が立たない。タイムトライアルは速い人の後ろに付いた方が良さそうだ。

今回のSS-Fクラスは20台がエントリー。CAシリーズ本戦より台数が多い。そもそもこのチャレンジカップは、既にフレッシュマンを卒業した方々も出場する権利があり、台数も多ければ、レベルも高いという逆転現象が起こる。このラインナップを相手に、どこまでいけるか…。本来なら気合が入るところだが、気持ちが急下降していく…。裏付けがないからだろうが、僕は本当に心のコントロールが下手だ。

昼休み、先のCA第5戦で使った1レース落ちタイヤに履き換え、ドライバーズ・ミーティングを経て、いよいよタイトラ。スターティング・グリッド選びは重要だ。既にフレッシュマンを卒業しているクイック所属のO君の後ろで引っ張って貰おうかと思ったが、なぜか譲り合い、逆に後ろに付かれてしまう。エア圧は高め、前半で勝負だ。20台によるタイトラが始まった。午前の練習走行でマークしていた遅く抜き難い選手が見えたので、間隔を開ける。O君が前に出てくれたので、一瞬「ラッキー!!」と思ったが、その遅い選手の後ろまで接近していくのを見て、引っ張って貰うのを諦めた。もう単独アタックしかない。この時ばかりは気合が入っていないのが好転したのかもしれない。淡々と周回を重ね、気が付いたらギリギリながら28秒台に飛び込んでいた。結果は2番手。O君に次いで、フロントローに付けることができた。セッション後の重量計測、なんと4キロもウェイトオーバーだった。痩せなければ…。しかしスピード負けを予想していただけに、この結果には正直驚いた。本来なら、これで気持ちが高ぶるはずなのだが、どうにも僕の心は相当頑固なようだ。軽い鬱状態が続く。

予選、2番グリッドはスタート直後の陣取りに不利なアウト側だ。3番手に付けているチームメイト・マック矢島さんには出し抜かれるかもしれないが、弾き飛ばされる前にインに入るのが絶対命題。しかしスタート直後、キャブが合わず、4番手まで順位を落としてしまった。ペースは上がらず、前方の2番手争いの様子を窺い続ける。3番手の選手がマック矢島さんを刺し、2番手浮上。この間隙をぬいたがったのだが、届かず。しばらくは4番手のまま膠着する。終盤に差し掛かり、最終コーナーでミス。前回のCA第5戦同様、ステアリングを切り過ぎて失速、5番手まで順位を落とす。その後3コーナーの立ち上がりでもたったところを4コーナーで刺され、失速したところでもう一台に入られ、7番手まで順位を落とす。その直後の最終コーナーで前がインベタでミスったところに軽く乗りあげ失速、結局ズルズルと8番手まで順位を落とし、そのままゴール。

やはり心が変だ。本来意気消沈するところだが、麻痺してしまっている。開き直っているのとも違う。なんだかバイザー越しに広がる風景が自分の視界ではないような、そんな感じである。この状況は決勝まで続いてしまう。

決勝、またアウト側からのスタート。無理矢理キャブを合わし、なんとか7番手にアップ。序盤~中盤はトップから続く集団に付けていた。細かなミスを繰り返し、単独走行になりかけた時だった、3コーナーで前方が接触、コースアウトしていた。この2台を擦りぬけようとしたが、接触の原因を作ったと思われる選手が、少し強引にコース復帰してきて軽く接触、結局6番手に留まる。予選で軽く乗りあげた選手だったが、今日は相性が良くないようだ。このまま6位でゴール。

終わった後に、ようやく心が動きだした。今日の自分が情けなさ過ぎて、悔しくなってきた。今日もチームメイトの皆さんには、多大な応援をいただいた。なのに、こんな気の抜けたレースをお見せしてしまい、恥ずかしくて仕方がない。本当にごめんなさい。

でも今日のレースは出て良かったと思っている。このレースに出ていなかったら、CAシリーズ本番でやらかすところだった。あらためて課題も見えた。前戦同様、ミスが多過ぎることだ。前戦の反省からミスをしないよう練習に励むつもりだったが、その機会がなく、成長もしていない。しかし次のレースまでには、それなりに練習の機会がある。あらためて、この課題に取り組もうと思う。要は集中力だ!!

ちょっぴりタイトラ番長なキャラ付になってしまっている今日この頃。いちレース・ファンとして、このキャラ付はみっともない。合言葉は「強いって何だろう?」。まずはミスを減らすことから始めよう。

最後に、ミクちゃん、塁くん、マック矢島さん、表彰台おめでとうございます!!