娘誕生に際して、多くの皆様から祝福のメッセージをいただきました。この場も借りまして、深く御礼申し上げます。こんなに祝って貰えて、娘は本当に幸せ者です。今後はAKMTファミリーとして、よろしくお願いいたします。

さて今日も番外編。子育て日記はいずれ妻がやるだろうけど、今はそれどころじゃないので、今日のところは僕のブログで記録しておくことにする。男目線だけど…。

15日朝、妻から面会時間は10時からという連絡を受け、始発から30分ばかり遅れて東京を出発。新幹線では安心して仮眠を取ることができた。新大阪から病院の最寄りの駅へ到着。この駅は、妻と僕が出会った高校の最寄りの駅。この懐かしい風景が、また新たな出発点になるなんて、とても感慨深い。

既に僕の両親が到着しており、病院の前で待ち合わせ。一緒に妻と面会する。個室が空いておらず、大部屋。安産だったとはいえ、やはり体力の消耗が激しく、一人ではトイレにも行けない。両親は早々に席を外してくれ、ゆっくりと2人で過ごすことができた。とにかく、妻には感謝しても仕切れない。よく無事に生んでくれた。

特別に生まれたばかりの娘と面会できるという話があったのだが、受付に問い合わせると、無理だと言われる。まぁ、これは仕方ないと思い、引き上げたのだが、追いかける様に「面会できますよ!」と呼び止められた。一度は諦めただけに、いきなり「本番!」と言われたようで、気持ちの整理ができない。そのまま別室に呼ばれ、娘と対面した。

小さい。3,525kgと、他の新生児よりは大きいのだが、それでも小さい。既に顔は写メで見ていたのだが、なんだか実感が湧かない。まだ特別に会わせて貰っているという状況だけに、なんだか遠慮しちゃって、しかも気持ちの整理もできていないものだから、妙に浮ついてしまった。先生から「抱いてみますか?」といって、いきなり娘を渡された。初抱っこ。壊れてしまいそうで、とにかく怖かった。

大部屋に戻り、妻に娘との対面を報告。いろいろ話している内に、先程の対面がフラッシュバック、娘に会いたくて仕方なくなってきた。もう次は面会時間にガラス越しでしか会うことが出来ない。妻が授乳で移動するたびに、とても羨ましかった。といって、妻は妻で大変なんだけど…。とにかく寝ていなかったので、仮眠して待つことに。

午後15時、ようやく面会時間となる。新生児室の奥にいる娘。ガラス越し近くに移動してもらった。ここで、やっと我が子に会えた気がした。やはり他の新生児と比較して、大きい。しかも、どっしり落ち着きのある寝っぷりである。今のところ、僕に似ている。目や口、耳などはソックリだという。まぁ2~3カ月経つと、さらに顔がハッキリしてくるだろうし、妻に似ているところも出てくるだろう。楽しみだ。

AKMT翼AKMT翼

さて妻との面会時間を終え、ひとまず実家に向かう。このブログやtwitter、mixiなどに、たくさんの祝福メッセージが届いていた。一つ々々読ませていただいて、本当に感動した。皆さんあってのAKMT、本当にありがとうございます。

翌朝、というか寝坊して昼に目が覚めた。妻からメールが届いており、「個室に移動するから、午後にして欲しい」とのこと。助かった。急いでシャワーを浴び、病院に向かう。丁度、個室へ移動するところだった。

個室…、父親は特別にお泊りできるのである。初めて親娘3人でもお泊りである。一日中、妻と娘と一緒に居られる。かなり有頂天になっていた。しかし病院の方に、「お父さんも泊られるんですよね。それは良いことですわ(にやり)」と言われる。かなり含みのある笑み。その理由はすぐに分かった。

ここからは、病院のサポートが必要最低限となる。つまり親娘だけでやってみろモードに突入するのだ。母乳はまだ出ないのだが、それを促進するために、子供には吸わせ続ける必要があるという。当然、子供はお腹が空いて泣く。しかし子供をある程度飢餓状態にしておかなければ、吸わなくなるのだ。子供はそうしたことを見越して、余力を持って生まれてくるという。

授乳をすると、その間は泣き止むのだが、ベットに寝かそうとすると、お腹が空いたのを思い出して、泣き続ける。ずっと授乳の姿勢を崩せない。どうしても泣き止まない場合は病院にヘルプすることもできるのだが、それでも「まだ早い」と、なかなかミルクはくれない。限界まで頑張るしかないのだ。

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それが一晩続くのだから、それはもう大変だった。朝方には妻も僕も挫けそうになった。男の僕が出来ることは、サポートと一緒に起きていることしかできない。とても申し訳なく思った。しかし、この経験ができて良かった。しっかり自覚というか、覚悟させて貰った。僕達が居なければ、この娘は生きていけない。自分の娘であるという実感も湧いたし、より愛おしくなった。

そうそう、iPhoneでカートの音を聞かすと、ご機嫌が戻るということを発見。タケモトピアノと同じ効果が?? お腹の中に居る時に、KTエンジンの音を聞いて育ったのも影響しているのかもしれない。いや、これが勘違いレベルではないのですw

翌朝、早くも母乳が出るようになった。こうなれば、子供も飢餓状態から脱出し、寝てくれるようになる。寝顔がとても可愛い。僕達も仮眠を取れるようになった。

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夕方まで娘と一緒に過ごし、後ろ髪ひかれながら東京へ戻る。とても妻が心配だ。別に妻の技量の問題ではなく、体力的に大丈夫かどうか。僕が居れば、少しでも休まることもあるだろうに。次の火曜日には退院。その後はまた別の闘いになる。とにかく、頑張って欲しい。

妻と娘が東京に戻ってくるのは、一ヶ月検診後の2月中旬。僕は僕で仕事に頑張ろうと思う。この数日で、かなり人生観が変わった。僕が一家を支えなければならない。経済的にもだが、精神的にも、あと健康面も。寂しくて仕方ないが、モチベーションには繋がった。とにかく頑張る!!