今日は祝日のカート走行日、雨練にサーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

雨練といいながら、なぜか雨用のノイズボックスを忘れる。履き潰しても良いタイヤに交換することばかり考えていて、つい忘れてしまった。

サーキットに到着すると、昨夜の雨が残るウェット・コンディション。しかしスリックでも十分に走れそうだし、現に皆が皆ドライタイヤで出ていく。午前中には雨が来ず、コンディションは回復傾向。ノイズボックスの関係から、雨練に来たのに、このまま降らないことを祈った。

タイム的にはどん底。最初の1本目は雨スリック状態だから気にもしなかったが、2本目でやっと29秒8に入る程度。チームメイトからはコンマ4秒遅れ。まだまだ冬特訓仕様を使いこなせていないのがハッキリする。

もうね、俺遅いっす。このところ自分が何をやってるかも理解できず、かなり混乱してしまっている。あまりに酷いので、スタッフの岡田さんに教えを請う。ステアリングの切り始めが遅いとの指摘。もうせっかく遅いのだから、タイムは気にせず、ステアリング操作をいろいろと試すことにした。

切り始めは何処が良いのか? これは当然コンディションやカートの状況によって変動する。それではどう判断すれば? 岡田さんによれば、「出来る限り早く切る」しかないという。つまり、その時そのコンディションでどれだけ早く切れるか、それを試し、見定める。そこが答えなのだ!! む、分かり易くなった。

3本目。コンディションは更に回復したが、いろいろ試しまくったせいか、タイムはバラつき、ベストも横ばい。ベンチマークにさせていただいたチームメイトの先輩からは、コンマ6~7も引き離される。むぅ、俺遅いっす。下手っす。

2時間の昼休み。無情にも雨が来てしまった。ノイズボックス問題は、新車のシェイクダウンを断念したチームメイト・イザワ氏から借りることができた。感謝です!! 1本目はタイヤの換装が間に合わず雨スリック。2本目から練習用レインに履き換え、いよいよ本題の雨練に入る。と言いたいところだったのだが、正直あまり走れなかった。スピンした後の押し掛けが掛からず、体力を使い果たす始末。3度もスピンして、完全にヘロヘロになってしまった。ただ負圧チューブを抜いての押し掛け、走行中に手探りで負圧チューブを戻す技は身に付けた! 今日の成果だw

あとターボバイザーを破損していたため未装着、目に泥が入りまくり、涙を流しながらの走行。集中力も失い、前走者との間隔を開けるが、すぐに詰まる。抜けば良いのだけど、これも思い切れず。あとで聞いた話では、一度ターボバイザーの効力を知ってしまうと、精神的にこういう事態に陥り易いのだという。無ければ無いで、なんとかなってしまうものなのだとか。修行が足りないなぁ。

この頃には、午前中の課題であるステアリングの切り始めのことはすっかり忘れ、なんだったら極悪レベルに切り始めが遅かったという。何やってるんだか。

このように、やはり混乱している。正直、カートが楽しくないです。もうレース・ウィークに入っており、皆が皆レース・モード。レースに出ない僕は、精神的に中途半端な状況のようだ。昨シーズン中はレースに追われ、落ち着いて練習できなかったし、落ち着いて練習する機会が欲しかった。しかし、いざそういう状況になってみると、真剣に走っているようで、何かが違うのだ。たぶん、シャカリキ感がないのだろう。チームメイトの先輩・高橋氏曰く、ニンジンが遠過ぎる状況。上手いこと言うなぁ!! レースを体験し、レースのために練習してきた経験があると、ただ乗って楽しいカートには満足できない身体になってしまうようだ。

といって、レースに出れないのには違いない。この状況にも慣れる必要がある。気合が足りないのなら、足せば良いのだ! さぁ、次は2日後の土曜に走行だ。レース前日、皆の気合をいただきに行こう!

次の練習からは、これまでの冬特訓仕様に加え、午後最初の1セッションのみ、新し目のタイヤに通常仕様で走行することにした。このままだと遅いスピードに身体が慣れてしまう恐れがあるからだ。当初の予定とは異なるが、このあたりは臨機応変に対応していこうと思う。冬特訓仕様で速く走れれば、それに越したことはないのだけど。