今日は、レーシングカートの定期練習へとサーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

この日は茂原ツインサーキットで全日本・地方選手権が開催されており、特にFS125クラスではチームメイトのタイトルが懸っていたことから、そちらの応援に行きたかった。しかし自分としても、正念場となるレース2週間前。練習しなかったことを後悔したくなかった。

さて先の桶川走行での後遺症、深刻なタイヤ不足に陥っていた。今年はレース活動縮小につき、タイヤの投入本数が限定される。それでもこの2ヶ月で2本のペースで投入する予定であり、それで枯渇するってのも辛い話だ。活動休止時期など、ブランクが空いてしまったので、ローテイションが狂っているのである。このところの練習では、頂き物のセミハイグリップSL6を織り交ぜて走行する機会が多い。本来なら限定的な条件下で使用するのだが、この日は積極的に使用するしかなかった。

全日本開催日にして、近場の桶川もレース日、やはり空いていた。コマー・カデットと一般カートの30分交代制。朝1本目は取り外し運用しているウェイトを装着せず、マイナス3kgと先のSL6で走行。ベストは28秒7。2週間前のような素敵コンディションというわけではなさそうだ。

今回の練習には通常より1丁小さいスプロケを試した。正直、乗りにくくなった。しかし、すぐに決断を下すのには早過ぎる。この手のセット関係の変更は、その効果を確認するのにドライバーの慣熟が必要となる。引き出しの少ない僕にとっては、その時間は長くなる。せめて1日は使わないと…。

午後2本目はウェイトは規定値、タイヤはSL6のまま。正直、予想以上にグリップしてしまっている。ブリヂストンのSL07とダンロップのSL6、単にグリップの差はあるが、傾向的にはSL6の方が横方向に強い。これまではタイヤで走り方を変えるようなことはせず、むしろ効果的な練習といえた。この日もそのつもりだったのだが、流石にSL6に慣れてしまったのだろうか、無意識に横方向を使ってしまっているようだ。タイムは28秒6中盤で低空飛行ながら、タイヤで出している感が強い。さらに早くも小さ目のスプロケに挫けかける。どうにも立ち上がらない。

午前3本目。いろいろ試せど、立ち上がらず。ベストも変わらず28秒6中盤。暑さで朦朧とする中、試行錯誤を繰り返した。立ち上がりに遅れるが、最後は伸びるので追いつく。ただ、刺しに行くには足りない。抜けずに失速する。悪循環。唯一抜けるのは、4コーナーからの最終コーナー飛び込みのみ。3コーナー後の4コーナーでは、TIAクラスの相手にすら飛び込めなくなった。中途半端間な飛び込みで、ごめんなロッキー…。

午後1本目。試行錯誤が続く。タイヤはSL6のまま。意図せずタイヤにグリップはあるものの、やはり最終でしか入れない。タイムも28秒6中盤。他の方とタイムの比較が出来なくて、そろそろイライラし始めるw 我慢、我慢。

午後2本目、正直疲れてきた。集中力がなくなり、打つ手も整理できず。闇雲に走り続けていたら、オレンジポール。チャンバーが脱落してました。悪評高い新型ステイを使い続けていただけに、ついに折れたのかと思ったのだが、ナットが脱落していただけ。一応タイムは28秒6後半。

さて最終セッション。ここで、ようやく07タイヤを装着、合法セットへ。ただ、SL6が予想以上にグリップしていたので、こりゃタイム更新は狙えないなという予感はあった。16周のみの走行に制限。6周目に28秒7を出し、後退してクリアを探したが、タイム更新はならなかった。

というわけで、レースにむけたギア比の基本値は決定した。帰宅後いろいろと考えたが、「立ち上がらない」のではなく、どう「立ち上げる」のか。実はギア比に関係ないところに結論が出た。といいつつ今の僕の技術では、まだ小さなギアは使いこなせない。この日も20分の1秒くらいは失っていただろう。頑張って、上手くなるしかない!!