今日は第2回ガレージCカップ出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

度々このブログで紹介してきたが、もう一度おさらい。このガレージCカップは、全日本・地方選手権のオフシーズンに開催され、ガレージC所属のSLシリーズから全日本KFやそのOB&OGドライバー、さらにスタッフまでもが集結し、統一レギュレーションで争うガレージCナンバー1決定戦。

■技術規定

  • 規定タイヤはTIA指定タイヤのダンロップ『SLFD』
  • 最低重量はTIAで140kg、オープンフレームで142.5kg
  • 全日本・地方選手権ドライバーは現役・OB問わずリアカウル必備

■競技規則

  • タイムトライアルは20分間
  • 予選ヒートはタイムトライアルの結果からABC3組に分かれ、A-B、A-C、B-Cの総当たり予選3ヒート、各15周
  • 決勝グリッドは予選ヒートのポイント(1位…0ポイント、以下順位と同じ)の合計昇順とし、上位24台が出場
  • 決勝は20周(だったのが急遽30周へ…)

以上、おさらい終了。

ちなみにこのガレージCカップ、昼の1時間半枠を貸し切って行われ、午前中は普通の走行枠で練習する。といってTIA(秋ヶ瀬的にはS-Exp)準拠のマシンが30台以上居るわけで、結果的にガレージC専用枠を設けていただくことができた。サーキット秋ヶ瀬様に感謝!! タイムトライアルは午前最後のセッションを利用して行えることになり、1時間半の貸切枠では、予選~決勝に専念できるわけだ。

練習走行

というわけで、朝1本目の練習走行。この日から新品タイヤを投入するのだが、いつ入れるべきか悩んでいた。朝1本目は路面が悪く、そこで皮むきを行なうと、ビビリの僕としては目覚めの悪い『逆・AKMT目覚めろタイヤ(以下antiAWT)』状態となってしまう。しかし、思いの外イベント性の高いガレージCカップ。ホイールを組み替えている心の余裕がなさそうだと、antiAWTを決意する。

第2回ガレージCカップ TT前に行われたドラミの模様

TT前に行われたドラミ
撮影:ミネギシクリーニング様

初めて新品のSLFDタイヤ。ピットで押し掛け直後にホイールスピン。この時点でビビりが入る。10周ほどしても30秒台を切れず、ここで計測器が誤作動。自分がライバル達と比較して、どの程度のペースなのか分からなかった。チームメイト達の『何秒だった?』という会話に入れず、焦りが出てきた。しかし2本目に入る直前、妻と娘に会いに行ったとき、妻からタイムを確認することができた。そういえば、朝からトランスポンダーを付けていたのね。電光掲示板では最低でも29秒7は出ていたようだ。悪くない。

気分を良くして2本目。30台オーバーのタイトラを予感させる混みよう。でもなんとかクリアは取れそうだ。路面が良くなりつつあったが、タイムは29秒5止まり。

タイムトライアル

そうして迎えたTT。これが意外にクリアがとれない。場所どりの問題もあるのだろうが、そりゃ各人アタックしているんだもんね。自分のアタックを無駄にしてまで、譲ってくれたりはしない。僕は燃料を多く積み、エア圧は若干低め、序盤に保険タイムを稼いで、後半勝負のつもりだった。しかしながら、保険タイムも出ず、後半はさらにトラフィックに嵌る。少ないチャンスも焦りでモノにできず、練習タイムを上回ることもなかった。先のシリーズ戦でも味わった『出し切れなさ』にガックリ…。

しかしながらっ~!!! 31台中6番手!! 全日本ドライバーに割って入ることができたっ~~~~~!! 今年一番のハイライトだったかもしれない(笑) まぁコソ練した僕と違って、当日セットもしてないポン乗りの人達なんですけど…

というわけで、予選はC組。

予選A-C

この日は相当走ったので、正直記憶が定かではない。2列目4番手からのスタートだったが、スタートで失敗したような、おそらくオープニングラップか2周目だかで、2コーナーの抜き差しに混ざって、少し乗り上げたりして(レントすまん!)、かなり順位を落とした。台数の少ないシリーズ戦だったら、これで単独走行になってしまうわけだが、そこは21台。いくらでも相手はいる。秋ヶ瀬を本拠地としない全日本Jr選手に前に出られて、抑え込まれてしまった。最終ラップの最終コーナー、インベタでブロックする相手に、立ち上がりで勝負しようと外に振ったところにスキール音。KF2ドライバーの天野”あまっつ”翼選手に連結技を決められてしまった。確かTTでトラぶって最後尾スタートじゃなかったけか? 油断した僕も悪いが、すごいブレーキコントロールだ。格の違いを見せられ、8位フィニッシュ。

予選B-C

ほぼ連続して行われたB-C。普通にエンジンに厳しい状況だが、特に僕のエンジンは冷えないと掛からない。案の定、押し掛け失敗…、隊列には戻り切れず、6列目からのスタートとなった。シリーズ戦と同じく高橋選手との戦い。やっぱ気持ちが強いなぁ。どこからでも来ます。ちょっと接触して、ゲロって後退。(私信:あれは長距離砲ではなかったですよw 皆が言っているのは別の話です。) もう何番手まで落ちたのか分からないが、TIAジュニアのS君を追いかける展開に。何度かインを刺したが、ブレーキのコントロールが上手くいかず、刺し返されてゴール。14位に終わる…orz 一瞬、予選落ちを覚悟した。

合計ポイントが30点未満ならば、予選通過は堅い。よくよく考えたら、A-C予選8位の時点でほぼ当確だったのね。目標だった予選通過なる!! ただ決勝は17番手スタートだが。タイトラ6位が泣けてくる。

決勝

第2回ガレージCカップ 決勝グリッド

撮影:坂田”爺”氏

巻き進行だったので若干時間に余裕があり、当初の予定の20周から30周への変更が発表された。予選の連続2ヒートで老体が悲鳴を上げているが、慣れないSLFDタイヤで何度か試みたオーバーテイクの経験、もう少しで調整できそう。どこまで追い上げられるか、鞭打つ価値がある。そもそもフルグリッドの混戦こそ、このレースに出場した目的なのである。

スタート直後のヘアピン(3コーナー)で多重クラッシュが発生!! なんとかすり抜けられ、相対的には順位を上げたが、完全に失速したせいで、後続の多くに前に出られてしまった。少しテンションが落ちたが、なにせ30周の長丁場、テンション落とすにも飽きてくる。しかしカートに違和感があり、ペースを上げられない。予選の接触でダメージがあったのか、半信半疑な状況が続く。すると次第に異音が聞こえ始めた。

「フロアパネルを擦ってる? あ、増し締めしてなかった…」

よくやるメンテミス。これは1ヶ所だけの現象で、セットは変わるが、脱落する危険はない。安心したところで、戦況を確認。僕の前方に渋滞。その10m前方にも渋滞。おそらく直前の渋滞はタイヤの良し悪し。自分が何位なのかは分からないが、せめて1つ前の渋滞にまでは追い付きたい。疲労のピークと30周という長丁場で、即座に動く気力が薄れていたのだが、前車は予選で先行を許した相手、じっくり見ることで、なんとなく見えてくるものがあった。

第2回ガレージCカップ 決勝ヒートAKMT

撮影:坂田”爺”氏

変にテンションを上げても、慣れないSLFDタイヤはついてこない。丁寧にミスなく走り、少しでも相手のペースが乱れたら刺す。ブレーキにも慣れてきて、ようやくオーバーテイク成功。すると松沢選手を2つ前に確認。ひと足先に渋滞を抜けたようだ。同じシリーズ戦を戦う相手であり、良い意味で信頼感がある。一緒に渋滞を抜け出そうと思っていたのだが、僕だけ取り残された形。モチベーション・アップで僕も翌週には渋滞を抜け出し、先行する松沢選手を追う。タイヤ的に有利なのはこちらなのに、刺してもクロスで返される…。2度目のアタックでなんとか前にでることができた。目の前が開ける。いや開け過ぎ(汗) 目標だった2個先の渋滞は、ストレート4分の3ほど彼方。追い切れず、そのままゴールした。

結果は11位。結果だけ見て、「トップテン入り損ねた!!」と思ったりしたが、やらかしたことを思い起こせば図々しい話で、上位3分の1に入る11位は上出来。

結果はさて置き、参戦目的だった混戦はたっぷりと堪能できたし、一瞬だけ上位選手の横にも並べた。自分に何が足りないのか、経験を持って知ることもできた。ちょっと開眼したかもしれない(笑)

第2回ガレージCカップ 表彰式

撮影:坂田”爺”氏

さて栄えあるガレージCカップ、第2回の優勝はYAMAHAエキスパート日本一の大房”ナオト”選手。2位には元SuperKFの野尻”ヤマト”選手、3位には、全日本KF2の三笠”ゆうちゃん”選手。そして4位には、TTノータイムから這い上がった天野”あまっつ”選手が入った。驚いたのが1年ブランクのある石原選手の5位。流石!! そしてCAチャンプの清水”ロッキー”選手がまでが入賞。

選手権を卒業する先輩達と、将来の選手権ドライバーが仲良く並ぶ表彰式は見ていて嬉しくなったし、自分の所属するチームながら、ガレージCは本当に良いチームだと思った。そしてガレージCカップというイベントは、あわよくば選手権ドライバーとも戦えるし、そうでなくともシリーズ戦では味わえないような混戦を楽しめる。このようなイベントを実現してくれたガレージCのスタッフの皆さに感謝します。そして参加されたドライバーの皆さん、マーシャルを務めてくれたチーム員の皆さん、本当にありがとうございました。

第2回ガレージCカップ 出場者集合写真

撮影:坂田”爺”氏

そして細やかなご対応をいただいたサーキット秋ヶ瀬の皆様、本当にありがとうございました。サーキット秋ヶ瀬は都内からのアクセスも良く、これまで多くの全国チャンプを輩出しながらも、アットホームであり続ける素晴らしいコースです。

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また応援に駆け付けていただき、、協賛までいただいたミネギシクリーニング様、本当にありがとうございました。カーターの誰もが願って止まなかったレーシングスーツ専用クリーニングの第一人者であり、日本を代表するトップカーター達も愛用しています。僕も「いつかはミネギシさんで!」と思っている一人。いろんな大会に出展されているので、是非とも相談なされてはいかがでしょうか。

ミネギシクリーニング様のサイトへ

さてさて、この日で今年のレーシングカート活動は終了。余裕があれば、年末休暇にでも今年の総括を書いていきたいと思う。