今日は第2戦『CAカートレース』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。予報通りの快晴、絶好のレース日和だ。

いよいよ本戦デビューである。車検は7時から。先のチャレンジカップとは異なり、厳格に執り行われる。前日から所属チーム・ガレージCのパドックも設営されており、6時に現地集合。なるだけ早く寝たのだが、ひたすら眠い。F1の予選を観るんじゃなかった…。前日練習の疲れも抜け切っておらず、筋肉痛もある。年齢を考えるべきだった。テンションも上がりきらず、チームメイトの話によれば、マンガ『ちびまる子ちゃん』でいう、目の周りに影を落とした状況だったという。ここでカミングアウトすれば、今回レースまでに明確な目標を持てなかったことが影響している。これまではレース・デビューが目標だったし、その為の基準タイムを設定し、それをクリアすることに専念した。そして先のチャレンジカップで目標そのものであるデビューを果たし、A決勝進出を目指した。今回は予選落ちもない。漠然とトップ10フィニッシュを目標としていた。トップ10フィニッシュといえば一見明確な目標なようだが、『覚悟』にまで昇華することができていない。モチベーションの調整も大事だろう。言い訳になるが、今週は慣れない仕事に精神力を使い果たし、気持ちを高める余裕がなかった。

そんな状況でむかえたタイムトライアル。3分間の公式練習走行を経て、そのまま5分間のタイム計測になだれ込む。朝一番ポン乗りでタイムを出さなくてはならない。理性では分かっていたものの、『マ、マジ??』といった感じ。終始トラフィック、引っかかったり抜かれたり、なかなかクリアラップが取れない。終盤に何周かクリアラップをとれたのだが、タイムを見て唖然。29秒7…。前日練習のコンマ6秒落ち。17位/18という体たらく。そもそも僕にはベストタイムを出すのが遅く、多くの周回を必要とする悪癖がある。これまで解消しようと練習に努めてきたが、なかなか克服できないでいる。ある意味、練習通りの結果が出てしまったといえる。先のチャレンジカップではポン乗りでタイムを出せたが、これは午前中に走行ができたからなのだろう。とにかく落ち込んだ。そもそも高くないテンションが更に落ちていく…。なんとか切り替えなければ…。

続いて予選ヒート。スタートでジャンプアップを目指すが、そのまま17番手で足止め。直前2台はチームメイト、その前の遅いクルマに引っかかって、抜け出せずにいる。チームメイト同士もバトル関係にあり、僕も何度か仕掛けようとしたが不発。結果的にはチームメイトが前の遅いクルマに仕掛けるのを待つ格好。それに乗じて僕も前に出て、ペースアップを図りたい。しかし、そう甘くはなかった。チームメイト2台は抜け出すことに成功したが、僕は引っかかったままで終盤を迎えてしまう。やたらと黄旗が出て手を出せない。幸運にも最終ラップでは黄旗がなくなり、なんとか最終コーナーで抜くことができた。ほっと一安心。他のクラッシュにも助けられ、14位/18でフィニッシュ。

昼休みを挟んで、いよいよ決勝ヒート。隊列が整わず、3度のローリングを繰り返す。前回のチャレンジカップでは、Bポールだったため、実質ローリングの経験は予選ヒートの一度のみ。今回は予選に加え、決勝で3度もやり直せたことで、良い練習になった。1コーナーまでに1台を抜き、オープニングラップの混乱に乗じて10番手まで順位を上げることに成功。その後、予選で失敗したのであろう速いクルマに抜かれ、順位を落としたが、一部さし返したりと、バトルを楽しむことができた。中盤には直前4台が接触、「ごっつぁんです」で大幅に順位を上げる。この4台はバトル関係にあったため、一気に追いついたのだが、危険な匂いがプンプン、3コーナー手前で様子を見ることにして正解だった。終盤は一人旅で、そのまま9位チェッカー。なんとかタイトラの失敗を取り戻すことができて安心した。目標としていたトップ10、シングル・フィニッシュは果たすことができた。かなり「ごっつぁん」だったので、手応えはないw タイム的には29秒4。路面が重く、他の方もコンマ3秒は食われていたので、これは仕方ないのかもしれない。

なぜかレースを終えた後にテンションが上がった。反省もありまくり。とにかくタイトラが課題だ。ポン乗りで一気にベストタイムを出せるよう、これまで以上の覚悟で練習に励もう。これまでの練習では20周単位のスティントを組んでいたが、もう10周単位にする。その上でベストタイムを出す。

結果はこちら

さてさてレースといえば、チームメイトの応援もある。

今回はカデット・クラスが不成立だったため、急遽(?)稜君はコマー60フレッシュマン・クラスで出場。前日練習から絶好調、「一度KTに乗ると、コマーは遅い」との余裕の発言もあり、期待がかかっていた。その言葉どおり、接戦を見事に制した。というわけで、決勝の模様をAKMTオンライン。

Sフレッシュマン・クラス。不成立の可能性があったことから、急遽召集、レース・デビューを果たすことになったレント君が出場。もともとセンスの良い子で、皆からレース出場を勧められること度々。注目のデビューだった。タイトラはストップしてしまうが、予選ヒートではオーバーテイクショーを慣行、一気にトップを追いつく。迎えた決勝では、トップがスピンで消え、一気に独走体制。仮に「ごっつぁん」がなかったとしても、やはり勝てたであろう強さを見せ付けた。おめでとう!!というわけで、決勝の模様をAKMTオンライン。

SSフレッシュマン・クラス。僕も出場したクラスなので、応援してるわけはないがw スピードはエキスパート、しかし何故か勝てないミクちゃん。昨年は必勝宣言むなしく「ぼうず頭」となり、今季は武者修行でいろいろなサーキットでレースをしてきた。そのミクちゃん、タイトラはエキスパート顔負けのタイムでトップに立つ。予選ではスタートで失敗したらしく、3番手から追い上げるも、トップ勢のクラッシュに助けられ、薄氷のポール。しかし決勝は見事に独走、念願のフレッシュマン卒業を果たした。おめでとう!!(動画はありません)

Sエキスパート・クラス。前日練習から29秒台に入れてきていた遼君が、タイトラ・予選とも2番手ながらも、決勝では序盤のバトルを制し、中~終盤は独走体制。秋ヶ瀬Sクラス初優勝、先のSUGOから2連勝を飾った。というわけで、決勝の模様をAKMTオンライン。

スーパーSSクラス。フレッシュマン卒業組のくあどらさんが、タイトラポール。昨年までSクラスだったMZ氏が3位につけるなど、クラスアップ組の台頭が目立った。決勝では常連組が力を見せ付けたが、ここでも卒業組の高橋氏が混乱を見事に乗り切り、5位入賞。エキスパート・クラスでも通用することを自ら証明した。

そしてオオトリ、YAMAHA-SS。SPiRiTを駆るシューゴ君が、フェスティカ武者修行を経て、秋ヶ瀬凱旋。前日練習でも奇跡の27秒台をマーク。優勝候補の筆頭だった。一方、前戦の覇者”あまっつ天野翼“は前日練習からSPiRiT勢に押され気味。結果は全セッション、シューゴ君のパーフェクト・ウィン。決勝では緊迫の接戦を見事に抑えきり、4年越しの初優勝を飾った。おめでとう!! “あまっつ天野翼“はウェイトハンデを抱えつつ、それでも3位表彰台。先にフレッシュマンを卒業し、今戦からエキスパートに昇格した”ほりっつ“は、骨折からの病み上がりながらも見事5位入賞。すばらしい。というわけで、決勝の模様をAKMTオンライン。

ガレージC、5クラス制覇。レース後ショップが大盛り上がりだったことは、言うまでもない!!