第2回『チャレンジカップカートレース in CA』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。結果は惨敗の一言。ひとつも良いところはなく、9位/19位で終わった。期待していた雨も来ず…。そもそも雨を期待している時点で、他力本願というか、気持ちで負けていたように思う。

チャレンジカップといえば、午前中は練習走行、午後にレースというお得かつ格安のフレッシュマン向けのレース・パック。雨どころか朝から太陽がギラギラ、湿度も高いので体力的にしんどい。そんななか練習走行では29秒2が出たので、少し安心した。気温が思いのほか高いので、最後のセッションではエア圧を少し下げてみた。ついでに以前から試したかった7cmのジャバラを、チームが持ってきていたのでお買い上げ。しかしタイムは下がって29秒5。ジャバラ効果は実感できたのに、少し疑問が残った。またアクセルが戻り切らないような感触もあり、ワイヤー類をチェックしてみたが、問題なかった。

ピンク・ゼッケン

昼休み、エントリー発表。SS-Fは19台、予選上位12位までがA決勝、残りがB決勝となる。ゼッケンを受け取り、貼りつけてから車検。ナンバーは15、嫌いじゃない数字。でもピンクなのは少し笑った。

いよいよタイムトライアル。グリッドで苦手な人の後ろに付けてしまった。ここで、かなりナーバスに。実はデビュー戦の時に抑え込まれた方。もちろん個人的に恨みとかあるわけじゃなく、一方的な苦手意識という意味だ。数周してみて、やはり詰まり気味になったので、間を開けてみる。ここで精神的に混乱してしまった。間を開けた以上、そこでタイムアップを狙わなくてはならないのに、なぜか間が詰まることを恐れてしまい、気持ちにブレーキが…。明らかに矛盾なのだが、処理し切れなかった。次第に体力消耗とともに集中力が失われてミスを連発、逆に離されていく。結局、その人にまで100分の2秒負け、29秒49で14番手。3周目に出したタイムだった…。午前中のタイムと比較すると、コンマ3秒落ち。メンタルだけでなく、何かがおかしい。

予選B(偶数)組。A決勝圏外の7番手グリッド。スタートでは出し抜けず、7番手をキープ。とにかく集団についていく。数周したところ、3コーナー立ち上がりで前方に砂煙。「やった、これでA決勝圏内だ!」と喜んだのも束の間、スピンしていたのはチームメイトだった。タイトラ4番手と絶好調だったのに…と複雑な心境だったが、ひとまず6番手に浮上。5番手のクルマに追いつき、何度か仕掛けたが攻めきれず、6位のままゴール。なんとか今年の目標の1つ、A決勝進出を果たした。ベストタイムは29秒62。集団の中に居たとはいえ、遅すぎる。

ジャバラ交換は好感触だった。問題はエア?? 下げ過ぎたのかもしれない。エアは下げるのは簡単だが、上げるのは手間だ。しかし、そうも言っていられない。重い腰を上げた。

AKMT

迎えたA決勝。最後尾スタート。1つ前には、あの人がいる。何としてもスタートで前に出なければ、またメンタルが破壊される。2度のローリングを経てスタート、上手くスピードに乗り、前に出ることに成功した。そしてスタート直後の混乱から、またしても多重クラッシュの「ごっつぁん」で3つ順位を上げる。クルマの方はスピードを取り戻した。やはりエア圧だったのか…、走行中に後悔。気を取り直し、さぁ次は予選で攻めあぐねた相手だ。しかし、やはり抜けない。ストレートで追いつき、何度か1コーナーで刺しに行ったが、閉められる。最終でインに飛び込むが、やはり閉められる。というか、相手が僕を見ていないように感じてしまい、不用意に飛び込み切れない。実際には抑え込まれていたのかもしれない。前方グループは逃げていく、気持ちが焦る。1~2コーナーでは張り付けるので、一瞬「3コーナーで刺す!」という考えが頭を過ぎった。しかし「練習ですら抜いたことのないコーナーだぞ」という考えも過ぎった。その間コンマ何秒かだろう。しかし致命的な時間だった。結局インに切り込むでもなく、ブレーキングが遅れオーバースピード、パニックブレーキからスピンしてしまった。押しがけでコースに復帰したが、9位ゴールに終わった。

結果はこちら

決勝のベストタイムは29秒3。抑え込まれてのタイムだから、あとコンマ1~2は上乗せできただろう。セットは悪くなかった。しかしドライバーが駄目ダメ。課題だらけの一日だった。エア圧を不用意に下げ過ぎたこと。メンタル的な弱さを露呈したこと。体力不足と集中力不足。とっさの判断の鈍さ。これは良いのか悪いのか、緊張感がまるでないこと。4戦してみて確信したのだか、僕はまったく緊張しない体質のようだ。しかし緊張感の無さが、逆に集中力の無さを助長している。良い意味で緊張しなければ…。

ちなみに練習走行から感じていたアクセルの違和感。終了後のメンテナンスで分かったことだが、スプリングが飛んで無くなっていた。これはチームスタッフからの指摘だったのだか、自分で見つけられないってのが情けない…。

今日はピリっとしないレースをしてしまい、チームスタッフや応援に来てくれたチームメイトの皆さんに、本当に申し訳ないし、恥ずかしい。何より悔しい。次戦は課題を克服し、表彰台目指して頑張ります。これに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。

あと妻へ!! 次のシリーズ第4戦。気合入れて撮影するように!! 次は配信できるような成績でフィニッシュしてやる!!