今日は第4戦『CAカートレース』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。結果から言えば、決勝ヒート0周リタイヤ。虚無感…。正直、記事を書くのも辛いのだが、書くことで気持ちを整理していければと思う。

1戦落ちのタイヤで臨んだ1戦。路面の状態から、その影響は最小限に思えた。まずはタイムトライアル。チームメイトの先輩の後ろで引っ張って貰おうと思ったのだが、スタート早々に前走者に引っかかり始めたので、急遽作戦変更。日章旗が振られるまでに最後尾まで下がり、単独アタックを敢行。実は単独ではタイムが出ない症候群…、ここは覚悟を決める。早々2周目に29秒1、ベストに近いタイムが出る。これまでタイトラでは自分の持ちタイムにほど遠いことが多く、少し気が楽になった。28秒台も夢ではないとアタックを続けるが、29秒1ペースから上がらない。ピットから「キャブを開けろ!」のサイン、ハッとしてキャブを調整したが、この時点で前に詰まってしまい、その効果は活かすことができなかった。結果は6位/13。

AKMT

撮影:asta

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撮影:asta

続く予選ヒート。3コーナーの進入で大きく順位を落とすが、立ち上がりは悪くなく、続く4コーナーで順位の回復に臨む。インに飛び込んだのだが、立ち上がりで大きくカブってしまい、なんと最後尾まで順位を落としてしまった。カブり初体験、オープニングラップではキャブ調整が必要になることもあるとは聞いていたが、こういうことだったのか…。身を持って勉強してしまった。まだ予選ヒート、どれだけ順位を回復できるか。とにかく抜く!! 4台抜きして、3台がクラッシュで戦線離脱したことから、順位を7位まで戻すことができた。

決勝ヒート。これは事件が多過ぎた。まずはローリングスタート時、ポールの選手がスタートを失敗して立ち往生。一瞬抜いて良いものかどうか悩み、判断が遅れてしまった。前の選手に釣られて、イン(芝生)側から抜こうとしたが、すでに進路が塞がれており、こちらのエンジンも止まってしまった。冷静に考えれば、アウトから抜くべきだ。まったく馬鹿な判断をしてしまった。本当に情けない。そのままクルーに助けられ、屈辱のピットスタート。もとの順位には戻れないので最後尾につける。つけたつもりだった…。これが原因で後にコントロール・タワーに呼ばれたのだか、これについては後述する。とにかくスタート、4コーナーの進入で一気に前に詰まり、パニック・ブレーキからスピン。急いで戦線復帰を目指すが、エンジンがかからない。ムキになって押し続けたのだが、オフィシャルに止められる。赤旗中断になっていた。実は先のスタートはやり直し、しかしクラッシュがあったことから、赤旗となっていた。おかげで、これまでのミスはすべて帳消し、改めて7番手からスタートできる。しかしピットスタートやら押しがけやら、体力の消耗が激しかった。年だなぁ…。

AKMT

撮影:asta

AKMT

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気を取り直して、再スタート。予選と同様に、3コーナーの侵入で大きく順位を落とした。そして、これも予選と同様、4コーナーでインを差す。今度はキャブの準備も万端。さぁ、立ち上がろうという時、リアに衝撃を受け、スピン。例によって、エンジンが掛からず、そのままリタイヤするしかなかった。伝聞によれば、接触してきたクルマはスピン状態からコントロールを失っていたようだ。

初めてのリタイア。4コーナーの丘からレース観戦する。レースをしたいのに出来ない。チームメイトの先輩方が表彰台、優勝を賭けて闘っていた。こんなに悔しいことはない。一方で、特等席からの観戦は面白い。360度パノラマ観戦。F1のクレーン・カメラのような絵面になる。あの中で僕が走っていれば…、そう妄想して、再び悔しさが込み上げた。

結果はこちら

いろいろと反省がある。これまではタイトラで失敗し、下位からのスタートが多かった。そして3コーナーの進入で少し様子見をし、混乱を避けてきた。しかし中盤スタートで様子を見たりすると、どんどん差される。そして混乱に巻き込まれる。これまで後ろから見ていた混乱の渦中に今日は自分が居たのである。様子を見ること自体はそう悪くないのかもしれないが、そのせいで消極的になっては意味がない。すべてを同時に行わなければならない。あとはタイトラで前に出る。少しでも混乱に巻き込まれる可能性を減らさなければ…。

さて先のとおり、レース後コントロール・タワーに呼び出された。とても恐縮した。問題はピットスタートからの隊列の戻り方。もとの順位に戻ってはならないと注意された。帰宅後ビデオで確認してみると、最後尾で隊列に復帰している。しかしスタート時に前のクルマが失速し、イエローライン前でオーバーテイク、元の順位に戻ってしまっていた。反省…。

さてさてチームメイトの先輩方は2位・4位でフィニッシュ。おめでとうございます!! しかしながら、表彰式を見ていて、正直とても悔しかった。もっともっと精進しよう。そして次は3人で表彰台独占、いっちゃいましょう!! 今回レース・デビューだった後輩のカメックス。リタイヤながら、速さもあり、積極的なレース展開だったようだ。ウカウカしていられない。先輩の意地を見せてやる! オッサンの意地もねw

次戦は9月13日。2ヶ月強も、このモンモンした気持ちで過ごさなければならない。むむ~。