かねてからの予定どおり、フォーミュランド・ラー飯能にてスポーツカート耐久レース『2009年ファイナル3時間耐久レース』に出場してきた。正直、カートを止めたくなるくらいの恥ずかしい1日だった。

妻の里帰り中により、家事が溜まりまくり、何かと忙しい週末。そんななかでもショップ・ガレージCに行ったり、今回のようにレースに出向いたり、何を削るのかって、そりゃ睡眠時間しかない。朝5時半に起床、6時40分に東武・みずほ台でガレージCのトランポを待つ。とんでもない寒さ。若干トラブルがあったようで、みずほ台を出発したのが7時。飯能に到着したのは8時過ぎ。既に有料スポーツ走行が始まっていた。

今回のチームメンバーは、スタッフ・岡田さん、地方選ドライバー・平ポン、最近カート活動を再開したオガワさん、そして僕だ。走らすは、先に秋ヶ瀬にてようやく走ったガレージCワークスGT-1マシン。実は4人が4人とも飯能で走るのは初めて同然。このスポーツ走行枠とて、無駄にできない。しかし準備に時間がかかり、タイヤもテスト用のYRA-1を装着したまま、残り6分でコースイン。結局、僕だけしか乗れなかった。

このコースは異常に難しい。コーナーも多く、アップダウンが激しい。しかもレースに出場するのであろう他の走者達には、圧倒的な速さで追い抜かれていく。恐ろしいところに来てしまった…。正直、この時点で帰りたくなったw チームメイトとは違い、僕のカート・スキルは圧倒的に低く、特に初コースのアプローチは酷いものだ。事前に練習に来るくらいの準備が必要だった。物理的にそれは難しかったのだが、このままでは他の出場者の皆さんにも迷惑がかかる。事実そうなったのだが…。

いよいよドライバーズ・ミーティング。それにしても寒い。なんとマイナス4度。身体が痛くなる。そのままタイムトライアルに入る。走るのは人間だ。ダッシュしてシャフトを軸に10回回り、戻ってくる。題してシャフト・グルグル。

平ポンのシャフト・グルグル平ポンのシャフト・グルグル

上は、世にも珍しい平ポンのシャフト・グルグルw 18台中4番グリッド確保。

いよいよレース。スタート・ドライバーは平ポン、2nd岡田さん、3rdがAKMT、4thオガワさん、このルーティンを繰り返すことになる。事前の秋ヶ瀬テストでは、タイムは上々だったものの、燃費がヤバかったらしく、どれだけピットインを繰り返すかの予想は難しかった。1回の給油は1リットルまで。最悪15分に一度の給油の可能性もあった。1stスティント、このコースにはセット( フレーム?)が合っていないことが判明、平ポンをもってしても、トップ集団から毎ラップ1秒のビハインド。燃費も最悪の想像を更に下回る状態。この時点で問題点は洗い出せた。実戦テストと割り切り、完走を目指す。キャブを純正に戻すことを検討したり、燃費走行を試してみたりと、今回のレースをいかに有効に活用するか、そういう視点だったように思う。結果は9回のピットストップ、30ラップ以上の差をつけられ、最下位に終わった。

岡田さん生き恥さらしたAKMT

ちなみに表題にある『生き恥』とは、この状況のことではない。マシン以前の問題、そう僕自身のことだ。とにかく遅かった。岡田さんや平ポンから2秒落ち。僕の後に行列ができる。スピンして、迷惑もかけた。ここを走って良いレベルではなかった。こんな素晴らしい大会なのに、僕が台無しにしてしまったとすら思える。出場者の皆様、大会スタッフの皆様、ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。次回があれば、しっかり練習して臨みます。クルマを買ったら、通わせて貰おう…。

CRAZY MONKEYS

さて最多周回数は、レーシングでのチームメイトである男のミクちゃんを擁する『CRAZY MONKEYS』。

しかし残念ながらハーフタイムに行なうクイズで大失敗し、1周減算の3位だった。惜しい! レース後『CRAZY MONKEYS』の皆さんの走行を見させて貰ったのだが、流石にトップチーム、感動するくらいに上手かった。僕もあんな風にカートを走らせたいと、憧れの眼差しを送ってしまった。

夕方から某ホテルで行なわれたレースの表彰式とシリーズ表彰式にも参加してきた。ラー飯能はとても雰囲気が良く、スタッフやドライバーの皆さんもとても親切だ。こういう環境でカートできるのは、とても幸せなことだと思う。この日のレースは僕にとって、黒歴史にしてしまいたいものだった。しかし、飯能の素晴らしさに、記事にせずに居られなかった。皆さんもラー飯能に行ってみてください。すげぇ難しいですけど…。

でも、しばらくカートを自粛してしまいたくなるくらい、落ち込んだ1日だったのは間違いない。AKMTの明日はどっちだ。

帰宅してから、ガレージCチームメイトの先輩・高橋氏に電話。レースの報告もあったのだが、同日秋ヶ瀬にて行なわれたSPiRiTの2010年モデルの試乗会の様子が気になったからだ。高橋氏のインプレッションをもとに、先の御殿場でのインプレッションの答え合わせ。似たような印象だったので、とても安心した。いろいろと話して、やっぱりカートは楽しいと再確認。こういう時に、チームメイトの存在は有難い。とりあえず、自分のカートには乗ってみよう。