CA第2戦の1週後となる4月23日(土)、練習へとサーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

他のカーターの皆さんと違い、間を空けた時の劣化が激しいという自覚。継続性を持たせたいということから、わずかレース1週後からも動くのである。といって次戦までには間があるし、直前のカート走行日も比較的多い。繋ぎの日程は半日走行を多様するという、お財布に優しい計画。

午前中に所属ショップ・ガレージCに出向き、レース後に疎かにしたメンテやら、練習用エンジンへの積み替えを行ない、走行は午後からの予定。しかし生憎の雨。特に正午付近に大雨が降ったことから、少し心が折れかけた。しかしガレージCからは僕のみ、サポート独り占めの機会を逃したくない。レイン用のタイヤやスプロケを装着し、サーキットに出向いた。

午前中に来ていたコマー・カデット勢が後片付けを行っていた。午後から走るのは僕だけになりそうだ。ショップのサポートだけでなく、サーキットも専有できる!!

既に雨はまばらながら、コースは未だフル・ウェット。1本目は苦手なレイン走行に慣れようと、長時間走行。いや、サポート独り占めなのだがら、細目に入っても良かったのだが、どうにも上手く走れず、ちょっと意地になっていた。レインは身体にも優しいしね…。最終コーナーでどうにもフロントが入らず、ギブアップしてアドバイスを受けることにした。

そうこうしていると、晴れ間が出てきて、路面にドライ・パッチが現れ始めた。サーキットのスタッフの皆さんから、水掃きを申し出ていただいた。もちょっとレインで走りたかったのだが、このままだとレイン・タイヤを痛めてしまう。お言葉に甘えて、タイヤをドライに換装。贅沢の極みだ。本当にありがとうございます!

サーキット:Kマネージャー「この時間に晴れてるのは埼玉だけですよ。日頃の行ないかな?」

AKMT「いやいや、日頃の行いというなら、そもそも今日降ってないですよw」

ガレCスタッフ:ヒガシ君「じゃ今日の行ないが良かったということでw」

などと談笑をして、ドライタイヤで出て行く。まだまだ雨スリック状態だったが、基本的にはレインタイヤの時と同じく、最終でフロントが入らない症状。次戦は6月、雨の可能性もある。カートの挙動をチェックしてもらい、いろいろ仮説を立てた。しかしコンディションが29秒台まで回復、残念ながらフロントの問題は自然解消してしまった。

ここでガレージCスタッフのヒガシ君が提案。

「せっかくだから、要所々々にパイロンを置いてみませんか?」

貸切だがらこそできる贅沢(暴挙)。ステアリングを切る位置やクリップなどにパイロンを置く。そもそも僕には、低グリップ時にステアリングを切り遅れる癖がある。度々指摘される悪癖なのだが、いつも矯正しようと頑張っても、挙動が乱れたり、タイムが落ちたりすると、心が折れてしまう。しかしパイロンを置くとどうだろう。いつまでも理想の位置にあり続けるパイロン様、まるで責められているみたいで、止めたくても止めさせて貰えないのである。

試行錯誤を繰り返していくうちに、特に4(右)コーナーで少し見えた気がした。気がしたところで、この日の走行は終了となった。

いやぁ、すごく貴重な体験だった。こんな機会はそうそうないのだが、それを上手く使えたような気がする。次の走行が待ち切れなくなった。

さて次回の走行はゴールデンウィークになるが、前半にはカート走行日がない。この3日間には、以前から宿題だった『旧車のレストア』に決着を付ける! GW後半は2日ほど半日走行する予定。