今日は第6回『チャレンジカップカートレース in CA』チャレンジクラス出場へと、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。

7月から約3ヶ月半ぶりのチャレンジクラス。今回は先の記事のように、リードバルブ・エンジン『イアメ パリラ TT75改』を搭載、ダンロップのミディアム・ハイグリップを装着した古の全日本仕様で参戦。

今回のレースにむけて、エンジンがホーニングを受けたらしく、軽くナラシ走行から行なう。しかしガソリンの混合比を間違えたり、タンクから抜いたり戻したり、結局朝1本目の走行枠では押しがけ1回分の時間しかなく、それも見事に掛からなかったw

キャブの設定を見直し迎えた2本目、かかるにはかかったが、アクセルを開けると息づき…、なんとかローを開けようとするが、走行中にニードルを捜し切れず、何度もピットインを繰り返した挙句、結局タイムアウト…。

最終的には予備で持ち込んでいただいたキャブに換装、スペック的にはパワーダウンだが、午前3回目の走行枠では、普通に走行することができた。タイム的には27秒5と、前回出場した時よりはコンマ3以上遅い。まぁ前回はエンジンがイタルで、タイヤもソフトだったから、当たり前といえば当たり前なのかもしれない。ただ、タイムが遅くなっているのにも拘わらず、身体的なダメージは大きかった。わずか数周で疲労感を覚え、戻ってくるとインナーが汗みどろだった。明らかに夏の時点より体力が落ちている。タイムが出ていないのも、スペックだけの問題ではないのかもしれない。慣熟に時間が取れなかったのは残念だが、フルに走っていたら、午後からレースにならなかっただろう…。タイムトライアル(以下TT)が思いやられる。しかし久々に乗ったハイパワー・カート。タイムを度外視すれば、ひたすら楽しい!! やっぱ「俺カートに乗ってるぞ!」という、カートを初めて乗った時にような感動が蘇ってくる。

チャレンジカップは午前が練習走行、午後がレースの格安レースプラン。昼休みを経てドライバーズミーティング、そしてTTが開始される。

前回は欠場したが、初成立した7月よりは、クラス自体のタイム次元が上がっている。しかし、こちらは落ちているのだ。「こりゃドベ争いだな…」と思いつつ、8分間のTTでも慣熟走行を継続、小雨でコンディションが悪化するなか、なんとか27秒5のタイムを出し、13台中10位に留まることはできた。10位かぁ…orz

予選、キャブを触れないので、少し前走車から離れてのローリング。ミッション・カートもいるので、スピードだけでなく、いつもと感触が違う。オープニングラップ、前走車のミッションが最終コーナーでフラつき、それを見過ぎて僕がスピン。なんとか押し掛けでレースに復帰をするが、初めての青旗体験をしてしまった。チャレンジクラスの青旗は怖いよ~w

決勝はもちろん最後尾。「お祭りなので安全に行きたい…」、その思いが強過ぎたようだ。スタートで1つ順位を上げるが、2コーナーでフラつくミッション相手に退き過ぎてしまい失速、結局最後尾に戻ってしまう。その後タイム次元の違うカートの前に出てからは、ひたすら一人旅。リザルトは確認していない。何位だったのかな? お一方DNSが居らっしゃったので、計算上は11位だろう。

いやぁ、もともとレギュレーションも糞もない、何でもアリのクラス。ひたすら楽しむつもりで出場したのだが、なんてーのかなぁ、レースってのは結果が出ちゃうから、楽しいだけじゃ済まされないところがある。結果を度外視にしても、「せっかく出たんだし…」と、何か得たものを探してしまう。

まったくその気はなかったのだが、今回出場したことで、それなりに課題以前の問題に気付かされた。まず、僕は直近のカートを見過ぎだし、影響され過ぎる。自分がどこを走りたいのか、その為にはどうすべきか、そういう視点が欠落していることが分かった。近いし狭いのね。また退くにしても、ほとんど譲ってしまっており、続く手もなく、なんだったら失速している。これもストーリの欠如。いくら安全に行きたがるにしても、これじゃお粗末過ぎる。今回は仕様の違うカートが相手だったため、極端に露見してしまったが、逆に言えば分り易かったともいえる。

上記の内容は、かつて先輩方からお聞きし、知識としてはあった。それが実体験となった。見ると聞くじゃ大違い。今後のバトル練習に活かせるかもしれない。やっぱ僕は恥をかかないと成長しないのね~。

最後にエンジンを用意してくれたガレージCおよびスタッフの岡田さん、本当にありがとうございました。転んでもタダで起きないよう、頑張ります!!