今日は第3戦『CAカートレース』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。予報では昨夜が雨、タイムトライアルまでに乾いているかどうか。朝起きてみると、少なくとも練馬の一般道は濡れておらず、雨の降った形跡もなかった。ホッと一安心。朝一発目のタイトラからウェット路面をドライ・タイヤで走行するのは、遠慮したかった。

チームメイトの高橋氏にクルマで送っていただいた。睡眠も5時間はとれたので、眠くなくはないが、体調は悪くない。クルマの中で会話するので、頭もハッキリする。何よりカートの話ができるので、臨戦態勢も整えることができた。とても贅沢な”ひととき”だった。本当に感謝です!!

サーキットに到着し、すでに搬入していただいていたカートや荷物を受け取る。前日からの予定通り、まずは雨系パーツの準備を行ない、懸念を取り除いた。車検~ドライバーズ・ミーティングを終え、いよいよタイトラ。

練習走行3分間を経て、そのままタイムアタックに入るのだが、練習走行ではタイヤのグリップがなく、30秒台の走行が続く。皮むきしていない新品タイヤは、そういうモノなのかもしれない。タイムアタックに入り、1アタック目から29秒7が出た。前戦で最終ラップ付近でようやく出せたタイムがポンと出て、ひとまず一安心。「これは29秒台前半いける!!」と手応えを感じた途端、3コーナーの侵入でブレーキが効かない!! 一瞬ヒヤっとしたが、なんとかコースアウトは免れた。しかしブレーキはスカスカで何の手応えもなく、そのまま2周でピットに戻るしかなかった。愕然…。確認してみると、ブレーキパッドのボルトとシムが片方すべて飛んでいた。昨日メンテしたばかりのところだ。シムが増え、ボルトの長さに不安があったのは事実だが、きちんと絞めたはずだった。いきなり出鼻を挫かれて、意気消沈…。しかし結果を見て驚いた。皆タイムが良くなく、14台中9番手のタイムだったのだ。不幸中の幸い。しかし手応えがあっただけに、悔しい気持も増した。

予選ヒート。9番手からどこまでジャンプアップできるか。スタート直後は順位の変動がなく、可もなく不可もない状況。しかし、突然エンジンが息つきを起こし始めた。「これがカブリ??」と思い、ハイキャブを絞るが悪化するばかり。スローダウンして一気に最後尾まで順位を落とした。ナラシを終えたばかりのエンジンで、全開走行はしていなかった。「ナラシ失敗だったのか…」とリタイアが頭を過った。しかしホームスレートでチームメイトが「キャブを開けろ!」の指示。いつもより大きくキャブを開ける。するとエンジンが生き返った!! 最後尾からの追い上げ、29秒2で巡航する。なんとか2台をパスし、1台がスピンで戦列を離れたので、10番手でゴール。正直、これまでのエンジンとキャブでは起らなかった現象だけに、練習する時間がなかったことが悔やまれる。昨日走ってさえいれば。さらに悔しいのが、2番手タイムだったということ…。これは前向きに、決勝で抜きまくるしかない。気持ちを切り替える。

AKMT

昼休みを挟んで決勝ヒート。ローリングの最終コーナーでいきなり全車との差が詰まり、パニックブレーキのハーフスピン。一気に3台に抜かれた。しかし3コーナー、前方で多重クラッシュが発生、それをすり抜けたことで6番手に浮上した。入賞圏内だ。「ごっつぁん」だったが、何よりもようやく自分と似たペースのクルマとバトルできるのが嬉しい。こちらの方がペースが早く、すぐに5番手に追いついた。僕も含む4台の3番手争い、トップも目に見える位置にいる。モチベーションも高まる。パッシングの機会を窺うが、攻めきれず膠着状態。残り5周のところで、集中力が低下してくる。ミスも増えてきた。相手もミスるが、こちらもミスしてチャンスを掴む位置に居ることができなかった。そのまま6位でゴール。ベストラップは29秒1、3番手タイムだった。

結果はこちら

今回は「たられば」が多い。タイトラでトラブルがなければ。予選で最後尾にまで落ちなければ。正直、表彰台は見えていた。悔しい。そして何より、自分のスタミナ不足。バトル関係にあり、相手だってミスをする。僕が切れさえしなければ、2度ほど付け入るチャンスはあった。フレッシュマンのたった15周で切れるのは情けない。悔しい。本戦2戦目での入賞だし、称えてくれる人もいる。その人達の為にも、自分の為にも、次はもっと上位を狙いたい。

2009CA第3戦 SS-F表彰式

優勝は無冠の帝王だったIshikawaさん。チームに関係なく、皆が優勝を称えた。同氏はエキスパート・クラスにステップアップする。抜けた穴を誰が埋めるのか。できれば僕もその戦線に立っていたい。

さてさて前戦では5クラス制覇した我らがチーム・ガレージC、今回は少々苦戦気味。Sフレッシュマン・クラスでは、ニワニワ君がデビュー戦で2位表彰台。おめでとう!! Sクラスでは、ウェイト・ハンデに苦しんだ山田遼君が2位、石原さんが4位。途中雨に見舞われた激戦のYAMAHA-SSクラスでは、三笠君が見事2位。そしてスーパーSSクラスでは、我らがエース・守谷さんが優勝!! というわけで、スーパーSSクラスをAKMTオンライン。

2009CA第3戦SS-F AKMT6位入賞

ショップに戻り、恒例のMVP発表。今回は優勝者が少なかったせいか、僕までMVPをいただいた。ありがとうございます!! これからも練習・経験を重ね、フレッシュマン卒業を目指したいと思います。まだまだ至らない僕ですが、今後ともよろしくお願いします!!