明日から地元・大阪に帰省するので、今日の内に今年の1年を振り返りたいと思う。

今年はこれまでの人生の中で、最も変化に激しい1年のひとつだった。2月は体調を崩し、人生で初めての1ヶ月の休職。そして休職中の結婚式。10年ぶりの海外渡航。しかも出張と旅行を合わせ、天津、台北、シンガポールGPと、1年に3度も渡航することになった。そしてこのブログの主題であるカートとの出会い。このブログの開設。

上司から誘われ、同僚たちとF1ドリーム平塚でレンタルカートを初体験したのが4月中旬だった。人生の中で、これほど面白・刺激的なことはなかったと言い切れる。30歳をとう過ぎ、40が見えている状況で、キャリアに関係のないことを、結果的に始めてしまうくらい刺激的だった。ブログを読み返したところ、この時点でレーシングカートを夢想している。

F1ドリーム平塚BIREL N35-X

そこから買い物依存症の気が発揮される。まずヘルメットを購入した時点で退路を断った。妻との協定で、Fドリでタイムを更新しなければ、例えば3X秒台に入らなければ、カート関連の大きな買い物をしないと約束する。シューズグローブとタイム更新して買い揃えていった。ちなみに当初の設定では、レーシングカートの購入は31秒台となっていた。しかし未だそのタイムには達していない…。

Arai GP-5Xアルパインスターズ レーシングシューズTECH1-Kアルパインスターズ レーシンググローブTECH1-K

そして日中、カート中毒に悩まされる。とにかくFドリは遠く、同僚たちと月一で出向くのが限界だった。仕事中にiPodでエンジン音を聞いて、仕事へのモチベーションを上げてみたり、カートのミニチュア・カーを収集したりした。ちなみに、これは今も続いているw 都内唯一のレンタルカート場・シティカート知ったことで、結局は我慢できず週一で通った。

NINCO KART BIREL 1/32シティカート

1年も半ばを迎え、レーシングカートへの興味が本格化してきた。ワールドカップのDVDを購入してみたり、カートオンラインの動画に興奮したり、茂原ツインサーキットまで全日本の観戦にまで行った。このあたりで妻の姿勢が軟化する。全日本観戦を機に、妻もカートが欲しくなったようにさえ見えた。協定は白紙に、レーシングカート購入計画が発動した。

茂原ツインサーキット茂原ツインサーキット

カートのムック本を読み漁り、当初は入門用としてTIAの中古を購入しようと思い立つ。購入するショップは最初から決めていた。しかしショップに出向く前に、いろいろと自分で調べたかった。現場で恥をかきたくないと思ったからだ。都合良く中古があるのかという疑問もあった。結局のところ、疑問はショップに行かない限り解決しない。僕はレーシングカート試乗という名目で、ショップにアクセスをとった。これがガレージCとの出会いだった。レーシングカートを始めるにあたり、いろいろな疑問があるだろう。そんなものはショップに行ってしまえば良いのだ。少なくともガレージCは、懇切丁寧に教えてくれた。

初レーシングカート、初KTである。とんでもない刺激だった。夏季休暇の木曜ということでクラス分けもなく、サーキット秋ヶ瀬の午後を目一杯走り込めた。タイムは手動計測で31秒2。今とそう変わらないのが、成長の遅さを感じる。この時試乗した『JOLLY KART』には、未だに愛着を感じている。

JOLLY KARTAKMT

名目上とはいえ、一応試乗だったわけだが、もちろん購入を即断。ガレージCに戻り、中古カートを探して貰う。時期が悪くTIAは無かったが、年齢と体重を鑑み、SSオープンにすることにした。本命として2000年前半のCATALINA、オプションとして2005年型のSuper Winforceの見積もりを貰って、3日間悩むことに…。どうしてもフリーラインの現行型カウルを捨て切れず、高めのオプションを選択した。これが今の相棒birel(YAMAHA) SWF-32SP『AKMT零号車』である。試乗から3日後の日曜、ショップに出向き契約した。

SWF-32SP/2005SWF-32SP/2005SWF-32SP/2005

つづく!!