今日はレースデビューの日。第1回『チャレンジカップカートレース in CA』SSフレッシュマン・クラス出場に、サーキット秋ヶ瀬へ行ってきた。結果から言うと、3位表彰台!! B決勝のですけど…。目標だったA決勝進出は成らず、少しホロ苦い、そして思い出に残る一日となった。

朝起きた時にはレースへの緊張はなく、「最近太ったので、ウェイトをどうしようか? 積み替えなくちゃなぁ、めんどくせ」などと、どうでも良い事に気を取られる始末。割と落ち着いていたように思う。

秋ヶ瀬に着いて、応援に来てくれたチームメイトのウェイト王・かみけん君に、ウェイトを貸していただき、交換も手伝って貰った。一安心。感謝です!! 軽くメンテナンスを終えて、いよいよエントリーへ。

ニュータイヤ

ニュータイヤ

チャレンジカップは午前中の練習走行と午後のレースがセットで8,000円と、とてもお得なパッケージ。午前中には計3セッションの走行ができる。最後のセッションではニュータイヤの皮むきをする予定。最初の2セッションでは、手持ちの油の抜け切った1700LAP落ちタイヤでは心もとなく、チームメイトのご厚意で、400LAP落ちで新鮮なタイヤをお借りすることができた。感謝です!! コンディションも良く、すぐにベストタイムを更新することができた。そして、いよいよニュータイヤ初体験である。

皮むきとして、20周弱を走行。心配されたニュータイヤ駄目病は発症せず、29秒3までタイムアップできた。それにしてもニュータイヤ凄い! 暖かかったのもあり、1周目からグリップがモリモリ。今までリアが流れていた場所でも、すいすい曲がる。戸惑った部分もあり、首を傾げながらの走行なのに、それでもタイムが出るのである。クルマを別物に感じた。今までのタイヤだと分からなかった自分の至らなさにも気付かされる。逆をいえば、まだまだタイムアップの余地があることを実感できた。

献身的な妻とw

献身的な妻とw 撮影:asta

そして昼休み、エントリー発表。フルグリッドの24台。タイムトライアルは1セッションだが、予選・決勝はA・Bに分かれる。そう、今年の目標とするA決勝進出、その挑戦への舞台は整った。A決勝進出は、それぞれの予選ヒートの上位7台までとなる。カーナンバーは11。カーナンバーとしは僕が一番好きな番号であり、少し運命を感じた。フェラーリ・ファンなら27番。ホンダ・ファンなら11か12だろう。

いよいよ本番。タイムトライアルに突入する。24台が一斉に周回する。クリアラップが取れない。自分のことを一番遅いと思っていただけに、予想外の展開に焦る。間をとってみても、すぐに詰まる。タイムは不本意な29秒402、13番手だった。A決勝進出は14台までなので、予選ヒート次第では、いきなり目標達成??なんてこともあり得る。緊張は高まった。

タイムトライアル

撮影:asta

タイムトライアル

撮影:asta

そして予選ヒート。人生初めてのローリングである。スタートで飛び込めず、2台に抜かれて9番手、いきなりA決勝圏外へ落ちる。しかしながら、前方はタイトラで詰まった相手、まだまだチャンスはある。しかし、なぜかストレートで置いていかれる。他車の自爆で8位まで順位を上げたが、そのまま終了。残念ながら、あと一歩のところでA決勝進出を逃した。引き上げていく時に気がついたのだが、ハイを全閉のまま走行していた。エンジンが無事で良かったが、あり得ないミス。悔しい。タイトラで詰まらなければ、ハイが全閉でなければ、レースに”たられば”は禁物だが、自分の能力を結果に結び付けられなかった。ただただ悔しい。

悔しがっていて、ある重大なことに気がつくのが遅れた。奇数予選の8番手…、B決勝のポールになるのである。デビューレースで、ローリングの隊列を引っ張るの?? そして現実はやってくる。

B決勝スタート

撮影:asta

もう最初から決めていた。イエローラインまでノロノロ、一気に加速する。2番手の選手がカブってくれた。一気にマージンを築くことに成功。しかしペースが出ない。緊張からか、いつものノンビリ病か、30秒台のあり得ないペースで巡航してしまう。レース距離の3分の2は抑え切れたが、最終で刺され、ずるずると3番手に後退…。しかし前走車が出来た途端に29秒4、一気にコンマ6秒もタイムアップした。これは、アレだ…。

そのまま3位でゴール。課題は見えた。まずは一人で走ると、タイムを出すまでに多くの周回を要する。ノンビリ病だ。そして前に誰かが居ると、引っ張られてタイムアップ。そのまんまだ。あとはレースで順位を落とすレース下手。これはデビューレースだから仕方ないのかもしれない。今後は練習で何十周もダラダラ走るのではなく、短い周回を繰り返し、そこでタイムを出せるように訓練する必要がある。

そして表彰式。なぜかB決勝にも表彰式がある。以前チームメイトのを見たことがあるが、確かにとても複雑な心境である。でも、お立ち台にもシャンパンファイトにも興味があったので、面白かったかな。久々にシャンメリーを飲んだ。貰えるものは貰っときましょう。

第1回チャレンジカップカートレース in CA 結果はこちら→

今回のレースデビュー。一言でいえば、「レース面白過ぎ!!」である。明日にでもリベンジ、レースがしたい。次のレースは4月19日、なぜに一ヶ月以上も待たなければならない! レースをすれば、カートの考え方が変わる。レース中心に回っていくのを感じる。いつもの秋ヶ瀬のコースも違って見える。間違いなくカート人生のブレークスルー、とっておきの思い出の一日となった。

最後に今回のレース出場までにお世話になった、ガレージCのスタッフならびにチームメイトの皆さんにお礼申し上げます。皆さんが居なければ、この日を迎えられませんでした。これからもレースを前提にカート活動を続けていきたいと、より強く思うようになりました。まだまだ課題だらけの僕ですが、今後ともよろしくお願いいたします。