というわけで、予告通りフレッシュマン総括です。どうせ年末に総集編やるから、あまり意味がないような気がしますが、明日の練習から気持ちを切り替えたいということもあり、やっぱ書くことにしました。いつも以上に長文ですよ! 覚悟して下さい。巷では『絵巻』とかいうらしいですね。まぁ、ギャグ・ハラスメントよりはマシだと思うので、許して下さい。

変にブログのサブタイトルに『フレッシュマン編』などと付けたものだから、ブログ的には大転機になるわけで…と、少しばかり大袈裟に優勝やフレッシュマン卒業を煽りましたが、これは義務感があってのことでしたw ちょっと自慢気に感じてらっしゃる方がいたら申し訳ないです。正直、間逆の心境なんですけどね…。

とはいっても、このサブタイトルを付けた頃は、フレッシュマンとはいえ、レーシングで優勝するなんて想像もしていなかったし、軽く受け皿として用意したものでした。でもレースにハマり、エキスパートで闘う先輩方の背中を見ていたら、「卒業したい!」という意識が芽生えてきたんですね。あと、珍しくぶっちゃけて言っちゃいますが、フレッシュマン・クラスだと、自分も含めてクラッシュが多いんです。そのままカート人生が終わることだって十分あり得る。問題は、それで(そこで)納得できるか?ということなんです。クラッシュに良いも悪いもないですが、どうせ終わるならば…という心境はあるわけです。自分のスキルの無さを棚に上げて、何言ってるんでしょうね。

レースを始めた頃は、まずA決勝(ディビジョン1)に上がることでした。タイムが遅くて、なかなかレース・デビューを認めて貰えなかった経緯もあり、現実的な目標だったのです。それくらいセンスの無い奴でも、練習すれば持ちタイムは上がります。フレッシュマンはタイムが命なところもあるし、そりゃもう練習でタイムを出せば、比例して成績が上がってくるわけで、レースというよりタイムに意識が集中していたような気がします。A決勝進出も無事果たせました。

そんな時、大事件が起こります。妻の妊娠でした。共働きの小遣いカーターにとっては、大事件なのです。翌年のカート活動は無理だと思いました。今年のうちに成績を出さないと!! 年内表彰台の目標を公言、しかし内に秘めたものは『卒業』だったのです。フレッシュマン卒業は、出場メンバーが年月で異なるため、決して等価値ではありません。でも自分の学習曲線と上手く比例し、ギリギリ優勝を狙える立場にまでは到達することができました。残念ながら最高位は2位でしたが…。

卒業できないまま、オフシーズンを迎えます。この頃は妻が里帰り出産で不在、疑似独身生活で乱れまくってました。なんとか妻の理解で、カートそのものの活動を停止させずに済みましたが、レース活動は縮小することに。先に説明したとおり、フレッシュマンは等価値ではありません。後輩にケツを叩かれることもあるのです。

またホーム秋ヶ瀬のフレッシュマン・クラスが分解再構築される話が囁かれた頃です。このブログでも書いていましたが、そのルールによっては卒業なしにスーパーSSへの昇級することを許されたし、わりと長い期間そのつもりで居ました。変な冬特訓をやったのも、この時期でしたねw 結局フレッシュマン・クラス『AKIGASE-SS』クラスに続投することになりましたが、もうモチベーションが落ちまくってました。

あと、これがいけなかった。年末に新車試乗会に行ってしまったこと。ここで新車の味を知り、愕然としてしまったのです。妻いわく、僕の迷走がここから始まります。自分のカートの戦闘力を上げようとアレコレいじくりまわした挙句、自分のカートをまったく信じられなくなり、何もかもが崩れて行きました。

今シーズンが開幕し、僕がレース活動の縮小から開幕戦を欠場した頃、妻が娘とともに戻ってきました。まさに新生活のスタート。引っ越しの準備を始めたりと、更に生活が乱れまくります。レースに出るのは4月と決めていたのですが、そのような状況下では無謀だったと思います。練習でエンジンが大破し、しかも引っ越し翌日にレンタル・エンジンでレースを強行します。結果は惨敗。エンジンを直す余力も気力もなくなり、カート活動を止めることまで考えました。その節は心配をお掛けし、多くの叱咤激励を頂きました。感謝しております。

妻の励ましもあり、カート活動を続けていくことになりましたが、余力がないのには違いはなく、休養を余儀なくされました。しかし前向きな休養でした。復活するだけでなく、更なる余力を貯め、新車を買うことにしたのです。それが昨年末に僕の脳髄を破壊した2010年型SPiRiT『SP30KF』、今乗っているカートです。

新車に乗り換えてから、何もかもが一変しました。まずは当たり前なのですが、カートが違う。まったく乗り心地が異なるのです。しかし、カートに疑いを寄せることが許されない状況、それはとても幸せなことでした。すべてが自分なのです。初めて自分の乗り方を見直しました。

今までの僕は環境第一でした。もちろんパーツも入れるし、練習方法も模索する。変な特訓を考えたりねw 「この環境下で練習すれば、上手くなる筈」という考え方でした。あとは「感じろ!!」という放置プレイなわけです。今だから心から思えるのですが、これじゃ駄目です。やっぱ考えて乗らないと。

そういう意味では、ポン乗りでは難しい『SP30KF』は、最高の教材でした。導いてくれるカートなのです。これまでの2年弱、所属チーム・ガレージCスタッフの岡田さんとは、雑談ばかりでカートの話をしてこなかったのですが、いきなり二人三脚モードに突入しました。ちょうど岡田さんがカートのコーチングについて色々と考えていたらしく、僕がテスターに立候補しました。半ば無理矢理にw どんなスポーツでも、感性に頼っていれば、浮き沈みがあり、スランプに陥ります。なるべく理屈で乗る!! すると見たことの無いようなタイムがアルファノに表示されるようになりました。

カートのせいにして、申し訳ない気持ちになりました。真剣に考えてさえいれば、きっと今なら旧車でも近いタイムが出せる筈です。でも、こういう風に気持ちを切り替えられたのは、新車のおかげなのです。道具を使うスポーツの場合、どうしても雑念が生まれます。レベルの低い話なのですが、何かの参考になればと思います。

本来は9月にレース復帰予定だったのですが、8月に繰り上げます。正直、久々のレースだし、勝てる見込みはないものと出場したのですが、9月に一発必中を狙うのは過去の事例で難しいと思い、レースの練習のつもりで出場しました。そんな曖昧な気持ちでレースに出るもんだから駄目なんですね。結果は同じカートに乗るチームメイトに惨敗の棚ぼた2位。しかもタラレバを言えば、勝てる可能性はあったレース。スピードもあった。残った課題は『気持ち』。チームメイトにはそれがあった。負けるして負けた。これはもう悔しかったですね。とても自分の事が残念だった。

さてさて、正念場の9月。もう失敗できない。それが先のレースだったのです。

昔はチームメイトの優勝動画を掲載していたのですが、それを覚えてらっしゃる方々から何件か問い合わせがありました。「自分のは載せないの?」というものw 載せなかったのには深い意味があったわけではなく、単に嫁が娘をあやしながら撮影した低クオリティの映像だったので、アップするなんて頭にも無かったのです。でもまぁ、載せちゃいますか! 記念だもの。今後優勝するなんてことは一生…、いや今は言うまいw

お相手は、よくコメントを頂いているハルさん。このブログを読んで、カート復帰されたとのことらしく、とても誇らしい気持ちなのですが、それだけに運命としか言いようのないライバルです。また闘いたいです!!

さて、優勝をお祝いするのも今日が最後! 次戦からはスーパーSSという大人のエキスパート・クラスに進級します。いよいよポイントを稼ぐレースですよっと! それに尊敬する先輩達、特にはデビューから大変お世話になりつつ、まだ同じレースで闘ったことのないチームメイトの高橋さんと、やっと…、本当にやっと同じグリッドに付ける。やっと夢が叶う。泣いちゃうかもしれない。

でもこのスーパーSS、秋ヶ瀬のはヤバい。何がヤバいって上位陣がヤバい。宇宙ヤバい(関係ない)。ここ数年で勝ったドライバーは、ほぼ3人に限られるんです。SL全国大会も近いですが、ほんと楽しみで仕方ない。そのくらいの方々です。それだけに何が心配かって、モチベーションです。皆が声を揃えて言います。「折れないでね!」って。これは大袈裟なことではなく、実際に秋ヶ瀬の墓場のようなクラスです。このクラスを経て、カートとの付き合い方を再考する方が多いのです。

実際、まだ出場もしていないのに、心が揺れ々々です。まずは負けないくらいの変態になるためには?、早道は?、いや急がば廻れ?、いやいやいや。相手は10年選手、経験では敵うわけはありません。どのくらい変態になって、どのくらい早道して、どのくらい急がば廻って、どのくらい機転を利かすのか。最短で行かないと、娘がカートに乗れる年齢になってしまう。引退まであと4年…

オッサンが楽しいで始めたカート。それがどうなっていくのか。それが次章『スーパーSS編』で語られていくわけです。きっと、クヨクヨするぞ! あ、それが僕らしいねw